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一生分の愛

#36


[明朝体]~翌日~
「おはよう」
僕が家を出た瞬間、智佳が朝の挨拶をしてきた。
「おはよう」
僕も智佳に挨拶を返す。
「彼氏君。今日も一緒に学校行こうよ」
智佳が僕に言う。
「うん。いいよ」
僕はいつものようにそう答えた。

「彼氏君。そういえば果たし状を送ってきた荒井とかいうやつ、どうしたの?」
学校に向かう途中、智佳は僕にそう聞いてきた。
「ああ、あれね」
僕は智佳に昨日起きた事を諸々話した。
「へえ~。そんな自己中心的な人いるんだ」
智佳はどこかを見つめそう言う。
「で、勝負には勝ったの?」
智佳が僕にそう聞く。
「うん。勝ったよ」
僕はそう答える。
「僕も彼氏君が勝つと思ってたよ。彼氏君が負けるはずないからね」
智佳は少し微笑む。
だから智佳あんまり心配してなかったのか…
嬉しいというか…何というか…
そんなこんなで今日も学校に着いた。
あれ?
いつもなら校門の前にいて僕に嫌がらせをする荒井がいない。
昨日の事に懲りたのだろう。
僕としては面倒なやつがいなくて楽だ。
ちょっとやりすぎちゃったかな…
僕はそう思いながら校舎に向かった。

「鈴木、ちょっと来てくれ」
先生がそう言って僕を呼ぶ。
僕は先生の机に向かう。
「何ですか?先生」
僕が先生に聞く。
「お前と愛沢付き合ってるって本当か?」
ああ、慎太郎の被害がここまで…
「はい…」
僕は小声でそう先生に言う。
「やっぱりか…」
先生が少しうつむく。
「で、どうしたんですか?」
僕が恐る恐る先生に聞く。
ガシッ!
先生が僕の肩をつかむ。
「良かったなあ…」
先生は涙を流しながら僕にそう言う。
僕は呆然とする。
「ああ、すまん」
先生はそう言ってハンカチで自分の涙を拭いた。
「それでな話なんだが…」
先生が小声になる。
「鈴木と愛沢の席を隣にしたい」
!?
何を言い出すかと思ったらそんな事!?
「どういうことですか?」
僕も小声で先生にそう聞く。
「手順を説明するからよく聞いてくれ」
先生は僕以外には聞こえないような小声で話し始めた。
「まず今日席替えが行われる。俺のクラスは席替えをくじ引きで決めるだろ?いいか?くじを引くときはくじが入ってる箱の側面に引っ付いてるシールのようなものが貼ってあるくじを引くんだ。分かったか?そうしたら鈴木、お前は愛沢と隣になれる」
先生は一気にそう説明を終えた。
「先生、何でそんなことを…」
僕は先生にそう聞く。
「俺はな、鈴木と愛沢の恋を応援したいんだ。だから卒業まで隣の席で恋人との時間を満喫してほしい。ほら、席替えこれで終わりだろ?だから残りの3か月くらいはずっと愛沢と隣だ。鈴木がそれでいいなら俺も協力するが…どうする?」
先生…
そんなことを考えてくれてたなんて…
ありがとうございます…
「はい。僕もその方がいいです」
僕は先生にそう小声で言った。
「分かった。愛沢の事、大切にしろよ?」
先生が僕にそう言う。
僕はその言葉に深くうなずき、自分の席に戻った。[/明朝体]

作者メッセージ

どうでしたでしょうか?
今日はちみつの日らしいですね。
私もはちみつを使った料理は好きなので、今日何か食べようと思います。
皆さんははちみつ、お好きですか?
文章表現のおかしいところや感想などコメントで書いてくれると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いします。

2025/08/03 16:10

柴T ID:≫ 73uaQYEMLJl4k
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