一生分の愛
[明朝体]キーンコーンカーンコーン
今日も授業が終わる。
ああ公園、行くって言っちゃったけどどうしよ…
智佳には
「がんばって」
としか言われないし
言葉には
「果たし状?兄さんにそんなもの渡すなんてバカなんじゃないの?」
って荒井の事ディスるし
葵は
「兄貴なら絶対勝てるよ!」
って過剰評価されるし
あ゛~!
もう考えたってしょうがねえ!
漢、圭太!果たし状を渡されたからには公園にいくぜ!
「彼氏君」
そんなことを思ってる間に今日も智佳が…
「今日も一緒に帰ろう」
智佳は僕にそう言ってくる。
「うん」
僕は席から立つ。
~少しして~
僕は校門を見る。
いた、荒井とその取り巻きだ。
荒井は僕が校門に近づいた事に気づいてこちらを見る。
[太字]「鈴木!」[/太字]
相変わらず声がデカい…
[太字]「この後!3時!公園!絶対来いよ!」[/太字]
荒井が僕に叫ぶような形でそう言う。
「はいはい。分かりましたよ」
僕はめんどくさそうに荒井に言う。
[太字]「ぜってえだからな!」[/太字]
荒井は取り巻きといっしょに走って帰っていった。
「彼氏君。公園、行くの?」
智佳が昨日と同じように聞いてくる。
「行くよ」
僕は軽くそう答える。
「そう?気を付けてね」
智佳は少し微笑んで僕にそう言った。
「じゃあね」
僕はそう言って智佳と別れる。
ガチャ
「ただいま~」
「お帰り~」
葵がいつものように突っ込んでくる。
だが前のようにはいかない。
葵にいつ突っ込まれてもいいように前より腹筋は鍛えたからな…
「ただいま!すまんが退いてくれ!」
僕は葵の顔を見てそう言う。
「ちぇ~。分かったよ」
葵はしぶしぶ僕から離れる。
「あ、兄さん。お帰り」
僕がランドセルを置いたところで言葉が僕にそう言う。
「うん!ただいま!今急いでんだ!だからあんま話しかけないでくれ!」
僕は言葉にそう言う。
「うん。分かってる」
言葉は僕にそう答える。
15分ほどたって…
「ふう、終わった!」
僕は鉛筆を机に置き、椅子から立つ。
今日の分の宿題が終わったのだ。
「いただきます!」
僕はそういって今日のおやつのプリンを一口で口に詰め込む。
少し味わう。
ゴクン。
「ごちそうさまでした!」
僕は手を合わせそう叫ぶ。
「じゃあ僕は行ってくる!あとはよろしく!」
僕はそう言ってドアを開け、公園に向かった。
~1時間ほどたって~
[太字]「お、ちゃんと来たみたいだな。鈴木」[/太字]
荒井がそう言う。
「ああ、ちゃんと来たよ。だけどな…」
僕はそう言ってこぶしを握り締める。
「遅いんだよ!もう約束の時間から30分も過ぎてるわ!」
僕の言葉を聞いた荒井は
[太字]「仕方ねえだろ!こっちにも予定があんだ!」[/太字]
と言った。
「へえ。予定って何?」
僕は荒井にそう聞く。
[太字]「その…別にいいだろ!」[/太字]
荒井はそう答える。
「まあ、いいや。で、何で僕をここに呼んだんだ?」
僕は少しいらいらしながらそう聞く。
[太字]「よく聞いてくれたな。それはな…」[/太字]
荒井が息を吸う。
[太字]「俺が愛沢のことを好きだからだ!」[/太字]
は?
「どういうこと?」
僕がぽかんとしながら聞く。
[太字]「俺はな…愛沢のことが好きだったんだよ…なのに愛沢はお前とくっついた!しかもラブラブじゃねえか!だから今日はお前から愛沢を取り戻すためにここに呼んだんだよ!」[/太字]
はあ~。
あきれすぎて言葉が出ねえ。
[太字]「俺と勝負しろ!俺が勝ったら愛沢と別れろ!」[/太字]
荒井は僕にそう言う。
「いくら何でも自分勝手だろ。僕が勝っても何のメリットもないし」
僕はあきれながらそう言う。
[太字]「うるせえ!元々愛沢は俺の彼女になる予定だったんだ!だからお前にメリットがなくて当然だ!」[/太字]
荒井が怒りながらそう叫ぶ。
「はあ。もう分かったよ。で、何で勝負するんだよ?」
僕はもうめんどくさいのでそう聞いた。
[太字]「そんなんケンカに決まってんだろ!」[/太字]
荒井が僕にそう言う。
「ケンカか…ケガしても知らんぞ?」
僕は荒井にそう言う。
[太字]「うるせえ!俺はな!今日のためにわざわざ人がいないこの公園にお前を呼んだんだ!お前に拒否権はねえ!」[/太字]
荒井は地面をける。
[太字]「行くぞ!」[/太字]
僕は拳を構える。
「来いよ」[/明朝体]
今日も授業が終わる。
ああ公園、行くって言っちゃったけどどうしよ…
智佳には
「がんばって」
としか言われないし
言葉には
「果たし状?兄さんにそんなもの渡すなんてバカなんじゃないの?」
って荒井の事ディスるし
葵は
「兄貴なら絶対勝てるよ!」
って過剰評価されるし
あ゛~!
もう考えたってしょうがねえ!
漢、圭太!果たし状を渡されたからには公園にいくぜ!
「彼氏君」
そんなことを思ってる間に今日も智佳が…
「今日も一緒に帰ろう」
智佳は僕にそう言ってくる。
「うん」
僕は席から立つ。
~少しして~
僕は校門を見る。
いた、荒井とその取り巻きだ。
荒井は僕が校門に近づいた事に気づいてこちらを見る。
[太字]「鈴木!」[/太字]
相変わらず声がデカい…
[太字]「この後!3時!公園!絶対来いよ!」[/太字]
荒井が僕に叫ぶような形でそう言う。
「はいはい。分かりましたよ」
僕はめんどくさそうに荒井に言う。
[太字]「ぜってえだからな!」[/太字]
荒井は取り巻きといっしょに走って帰っていった。
「彼氏君。公園、行くの?」
智佳が昨日と同じように聞いてくる。
「行くよ」
僕は軽くそう答える。
「そう?気を付けてね」
智佳は少し微笑んで僕にそう言った。
「じゃあね」
僕はそう言って智佳と別れる。
ガチャ
「ただいま~」
「お帰り~」
葵がいつものように突っ込んでくる。
だが前のようにはいかない。
葵にいつ突っ込まれてもいいように前より腹筋は鍛えたからな…
「ただいま!すまんが退いてくれ!」
僕は葵の顔を見てそう言う。
「ちぇ~。分かったよ」
葵はしぶしぶ僕から離れる。
「あ、兄さん。お帰り」
僕がランドセルを置いたところで言葉が僕にそう言う。
「うん!ただいま!今急いでんだ!だからあんま話しかけないでくれ!」
僕は言葉にそう言う。
「うん。分かってる」
言葉は僕にそう答える。
15分ほどたって…
「ふう、終わった!」
僕は鉛筆を机に置き、椅子から立つ。
今日の分の宿題が終わったのだ。
「いただきます!」
僕はそういって今日のおやつのプリンを一口で口に詰め込む。
少し味わう。
ゴクン。
「ごちそうさまでした!」
僕は手を合わせそう叫ぶ。
「じゃあ僕は行ってくる!あとはよろしく!」
僕はそう言ってドアを開け、公園に向かった。
~1時間ほどたって~
[太字]「お、ちゃんと来たみたいだな。鈴木」[/太字]
荒井がそう言う。
「ああ、ちゃんと来たよ。だけどな…」
僕はそう言ってこぶしを握り締める。
「遅いんだよ!もう約束の時間から30分も過ぎてるわ!」
僕の言葉を聞いた荒井は
[太字]「仕方ねえだろ!こっちにも予定があんだ!」[/太字]
と言った。
「へえ。予定って何?」
僕は荒井にそう聞く。
[太字]「その…別にいいだろ!」[/太字]
荒井はそう答える。
「まあ、いいや。で、何で僕をここに呼んだんだ?」
僕は少しいらいらしながらそう聞く。
[太字]「よく聞いてくれたな。それはな…」[/太字]
荒井が息を吸う。
[太字]「俺が愛沢のことを好きだからだ!」[/太字]
は?
「どういうこと?」
僕がぽかんとしながら聞く。
[太字]「俺はな…愛沢のことが好きだったんだよ…なのに愛沢はお前とくっついた!しかもラブラブじゃねえか!だから今日はお前から愛沢を取り戻すためにここに呼んだんだよ!」[/太字]
はあ~。
あきれすぎて言葉が出ねえ。
[太字]「俺と勝負しろ!俺が勝ったら愛沢と別れろ!」[/太字]
荒井は僕にそう言う。
「いくら何でも自分勝手だろ。僕が勝っても何のメリットもないし」
僕はあきれながらそう言う。
[太字]「うるせえ!元々愛沢は俺の彼女になる予定だったんだ!だからお前にメリットがなくて当然だ!」[/太字]
荒井が怒りながらそう叫ぶ。
「はあ。もう分かったよ。で、何で勝負するんだよ?」
僕はもうめんどくさいのでそう聞いた。
[太字]「そんなんケンカに決まってんだろ!」[/太字]
荒井が僕にそう言う。
「ケンカか…ケガしても知らんぞ?」
僕は荒井にそう言う。
[太字]「うるせえ!俺はな!今日のためにわざわざ人がいないこの公園にお前を呼んだんだ!お前に拒否権はねえ!」[/太字]
荒井は地面をける。
[太字]「行くぞ!」[/太字]
僕は拳を構える。
「来いよ」[/明朝体]