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一生分の愛

#30


[明朝体]「あ~。楽しかった」
僕は美術館のドアを出てそう言った。
「うん。楽しんでもらったみたいで良かった」
智佳がそう僕に言ってくる。
時計を見てみると今は丁度22時。
美術館内はすごい作品が多すぎて見るのに時間がかかってしまい、こんな時間になってしまった。
「夕飯、どうしよ…」
僕はまだ夕食を食べていない。
それに何を食べるかも考えていない。
「安心して、彼氏君。夕食は僕の家で一緒に食べればいいよ」
智佳がそう言ってくる。
僕はかなりぼそっと呟いたつもりだったが、その言葉に対して返事をするなんて…
地獄耳というか…なんというか…
「でもなあ…」
「何?やっぱり僕の家はまだ抵抗がある?」
智佳がそう聞いてくる。
「うん…ちょっとね…」
僕はそう答える。
初めて彼女の家に行く理由がご飯を食べるためっていうのはなあ…
「なら君の家で食べてもいいかな?」
智佳がそう聞いてくる。
「まあ、それなら…ちょっと待って」
僕はそう言ってスマホを開く。
タタタタ…
僕は母さんに智佳が家に向かうことを伝えるメールを送った。
ピロン。
返信はすぐ来た。
「来ても大丈夫だって」
僕は智佳にそう言う。
「本当?嬉しい」
智佳が少し笑う。
「じゃあ駅行こう」
「いや。その必要はないよ」
え?
「いやいや。電車じゃなきゃ帰れないよ?」
僕は智佳に驚きながらそう聞く。
「実はこのスマホを使えば車、呼べるんだよね」
智佳がそう答える。
「え?じゃあ何で行きは電車?」
僕がそう聞くと智佳は、
「だって行きは彼氏君との濃密な時間を味わいたいし。帰りもそうしようかなって思ったけど、彼氏君の家に行けるって分かったから。だから早めに行けるように帰りは車にしたんだよ」
う~ん。
分からなくもないけどそこまでするか?
まあ好きだって言われてるようなもんだからいいか。
「じゃあ車呼ぶね」
「うん」
智佳はスマホを1回タップした。
10分後。
車が僕たちの目の前に1台止まった。
いや、早くないか?
僕がそう思っている間に車のドアが開く。
「どうぞ、お乗りください」
車の中にいた運転手さんがそう言う。
「さ、乗ろう」
智佳がそう言ってくる。
「う、うん」
僕たちはそう話して車に乗った。[/明朝体]

作者メッセージ

どうでしたでしょうか?
文章表現のおかしいところや感想などコメントで書いてくれると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いします。

2025/07/20 10:36

柴T ID:≫ 73uaQYEMLJl4k
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