一生分の愛
[明朝体]冬姫さんの一件から1週間ほどたった。
冬姫さんとはもう話していない。
というか怖くて話せない。
あれから冬姫さんはいつもの冬姫さんとは違い、僕のことを怖い目で見てくる。
だから僕は冬姫さんと目も合わせられない。
智佳には僕は恩を感じている。
理由は簡単。
僕のことを救ってくれたからだ。
あの時は智佳がいなかったら何をされたか分かったもんじゃなかった。
だから僕は智佳に何度もお礼を言った。
智佳はすごく恥ずかしそうだったけど、
「ど、どういたしまして…」
と言ってくれた。
冬姫さんの一件から智佳の冬姫さんへの態度は一変した。
挨拶は無し。
まああいさつの代わりに目でにらみつけてるんだけど…
もちろん顔も合わせない。
だからだろうか、智佳の僕への距離感がまた近くなった気がする。
それにしても冬姫さんはなぜあの時あんなに発狂してしまったのだろうか…
そんなに僕への思いが強かったのかな…
まあくよくよ考えてても始まらない。
今は現在の事を考えよう。
「彼氏君!」
「うわ!びっくりした…」
智佳が急に目の前に飛び出してきた。
「一緒に帰らない?」
と智佳が聞いてくる。
「いいよ。一緒に帰ろうかなと思ってたとこ。」
僕がそう言うと智佳が手を差し出してくる。
僕はその手を握る。
最初は抵抗感こそあったが、もう手をつなぐことには慣れた。
「そういえば彼氏君。そろそろ誕生日だよね?」
そうだった…
僕の誕生日は9月13日。
あと3日くらいである。
色んな事があってすっかり忘れていた。
でも僕の誕生日は智佳には言ってないはずだ。
何で分かったんだろうか…
「折角誕生日なんだから、デートでも行かない?」
智佳がそう聞いてくる。
「そうだねえ。行こうか」
僕がそう答える。
「やった!じゃあ今から計画しようか!」
智佳はそう言ってデートの計画を話し始めた。[/明朝体]
冬姫さんとはもう話していない。
というか怖くて話せない。
あれから冬姫さんはいつもの冬姫さんとは違い、僕のことを怖い目で見てくる。
だから僕は冬姫さんと目も合わせられない。
智佳には僕は恩を感じている。
理由は簡単。
僕のことを救ってくれたからだ。
あの時は智佳がいなかったら何をされたか分かったもんじゃなかった。
だから僕は智佳に何度もお礼を言った。
智佳はすごく恥ずかしそうだったけど、
「ど、どういたしまして…」
と言ってくれた。
冬姫さんの一件から智佳の冬姫さんへの態度は一変した。
挨拶は無し。
まああいさつの代わりに目でにらみつけてるんだけど…
もちろん顔も合わせない。
だからだろうか、智佳の僕への距離感がまた近くなった気がする。
それにしても冬姫さんはなぜあの時あんなに発狂してしまったのだろうか…
そんなに僕への思いが強かったのかな…
まあくよくよ考えてても始まらない。
今は現在の事を考えよう。
「彼氏君!」
「うわ!びっくりした…」
智佳が急に目の前に飛び出してきた。
「一緒に帰らない?」
と智佳が聞いてくる。
「いいよ。一緒に帰ろうかなと思ってたとこ。」
僕がそう言うと智佳が手を差し出してくる。
僕はその手を握る。
最初は抵抗感こそあったが、もう手をつなぐことには慣れた。
「そういえば彼氏君。そろそろ誕生日だよね?」
そうだった…
僕の誕生日は9月13日。
あと3日くらいである。
色んな事があってすっかり忘れていた。
でも僕の誕生日は智佳には言ってないはずだ。
何で分かったんだろうか…
「折角誕生日なんだから、デートでも行かない?」
智佳がそう聞いてくる。
「そうだねえ。行こうか」
僕がそう答える。
「やった!じゃあ今から計画しようか!」
智佳はそう言ってデートの計画を話し始めた。[/明朝体]