悪役令嬢は最強最弱
ー自室ー
サクラ「ねぇ●●。」
●●「なんです?」
サクラ「相談なんだけどさ、ルイスさんから呼び出しくらってるんだけど行った方がいいかな」
●●「え!?それは行ったほうがいいに決まっているでしょう」
サクラ「うーんでもやな予感するんだよねぇ」
●●「そんなこと言ってないで!サクラは私以外の方とも親交を深めるべきですわ!」
サクラ「●●がそんなに言うなら…」
数分後
●●「サクラにも困ったものですわ……」
トントン
●●「どうぞ」
校長「失礼するよ。君のレベルが正式にわかったんだ。」
●●「そうだったのですか?でしたら校長室に私が行くのに…」
校長「いいんだよ。それで結果だけどね、やはりレベル100だった。」
●●「そうですのね…」
校長「…これは喜ぶべき話だ。そんなにしょんぼりしないでくれ、それとこのレベルに心当たりは?」
●●「この前も言ったようにないです。……あっ、私この学園に通う前から家の近くにあるダンジョンによく行っていましたわ。ですけどあそこの敵は弱いですし、通っていたからといってもせいぜい10レベルくらいかと思っていたのですけど…」
校長「ふむ…………、そのダンジョンを調べてみる。何か特殊なダンジョン効果があるのかもしれん」
●●「ダンジョン効果?」
校長「まだ習っていないか。ダンジョン効果とはそのダンジョン特有の効果のことだ。例えばこの学園の近くにあるダンジョンだと炎属性の攻撃は2倍になる、とかじゃな」
●●「なるほど……それがこのレベルに関係があるのかもしれないのですね」
校長「そうじゃ。じゃが調べてみないとわからない。報告を待っといてくれ」
●●「はい!よろしくお願いしますわ」
サクラ「ただいま〜●●!」
●●「おかえり、どうでしたの?」
サクラ「あールイスさんのことね、ん〜特に何にも話してないよ。これから仲良くしようって言われただけ」
●●「よかったじゃない!ルイスさんと仲良くしていればあなたにもきっといいチャンスが巡ってきますわよ!」
サクラ「……そーかなー?あっ●●、校長先生が来てたみたいだけど」
●●「私のレベルについて話に来てくださったの」
サクラ「そうだったんだ〜どうだったの?」
●●「ダンジョン効果…と言うものが関係しているかもしれませんの」
サクラ「へ〜よくわかんないけど大変なことになっちゃったねぇ」
●●「あら、もうこんな時間。昼休憩が終わってしまいますわ」
サクラ「次の授業って確か魔歴だったっけ?」
●●「そうでしたわね、一緒にいきましょう」
サクラ「うん!」
ー教室ー
ルイス「サクラさん、隣いいかな?」
サクラ「まあ、はい」
●●「[小文字]『まあ、はい』ってなんですの?せっかくのチャンスですのに……[/小文字]」
サクラ「[小文字]チャンスってなんの?もしかして、ルイス様とお近づきになる?[/小文字]」
●●「[小文字]わかってるじゃない。[/小文字]」
サクラ「[小文字]冗談言わないでよ[/小文字]」
ルイス「何かおっしゃいましたか?」
サクラ「いえ、何も…」
ルイス「そうですか。ところでお二人はいつも一緒におられますよね?」
サクラ「そうですね」
ルイス「なぜです?サクラさんのように素晴らしい才能の持ち主の方がこんな地方貴族の方と?」
サクラ「こんな?」
●●「ルームメイト…だからじゃないですか?ルームメイトと仲が悪かったら学園生活大変ですし…[小文字]サクラ落ち着いて[/小文字]」
サクラ「………これからはいろんな方と親交を持っていこうと思ってますので、」
ルイス「?そうですか…」
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