枩田さんから衝撃的なことを言われ、私は目を反らした。
綛田：い、いきなりどうしたの？
私は動揺しながら聞いた。すると彼女は、
枩田：これは私の友達の話なんですが、、、私の友達も、[太字]転生[/太字]して、
　枩田さんによると、枩田さんの友達である、加藤さんが交通事故で亡くなったそうだ。でも枩田さんが小学6年生のころ、近所で加藤さんと会ったということだった。加藤さんは「[太字]私、加藤だよ。交通事故で亡くなった[/太字]」と。
最初は枩田さんも信じなかったそうだが、転生した人の右手には[太字]青い傷[/太字]があるというのを思い出して、改めて加藤さんの右手を見ると、そこには[太字]青い傷[/太字]があった。それから留年し続けて退学してはまた別の高校を受験してを繰り返し、今に当たるらしい。

綛田：そんなことが…、ま、バレちゃったかー！
枩田：だから隠しても無駄です。だって先輩にも青い傷、ありますから。
綛田：本当だ！気づかなかった。

そうして私たちは教室に戻った。

枩田：先輩が死ぬ直前の出来事とか、覚えてたりします？
綛田：ｳｰﾝ、先生を庇って屋上からバンジーしたな！
枩田：うん楽しいことじゃないです先輩
綛田：まぁ、枩田さんも今日で最後でしょ？
枩田：うん。転校しちゃうからね。
綛田：あ！青い傷！

私は、青い傷のある人物を見て、つい叫んでしまった。その子は走って逃げてしまった。
綛田：ゴメン！待って！！
枩田：あ、あぁぁせんぱぁぁぁぁぁい！

その子を追いかけているうちに、体育館の前まで来ていた。
綛田：はぁ、はぁ、ゴ、ゴメンねぇ、
紫原：まったく、驚かさないでください。そして青い傷がどうしたんですか？
綛田：ん。（紫原に青い傷を見せる）
紫原：貴方も、転生したんですか。実は僕もです。
綛田：し、死因は？
紫原：ｳｰﾝ…アリですかね。踏みつぶされて死亡、そして転生しました。貴方は？
綛田：私は、先生を庇って飛び降りたの。その時に1ポックリだったみたい。
紫原：は？１ポックリ…？
綛田：まぁあなたも私も、前世の記憶を持ってるみたいね。
紫原：こんな話知ってますか？転生した者には新しい力も付与されるとか。
綛田：そ、そうなの？！あ、あなたの能力は？
紫原：私の能力は、２分前にタイムスリップできることです。
綛田：私は、、、あああああ！
　その瞬間、目の前が真っ暗になり、そのあとの未来が描かれていた。
[小文字]綛田さん、綛田さん！[/小文字]と彼の声がする。