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ペスト・マスク

#1


     「ペスト・マスク」

アメリカ イリノイ州 ハドンフィールド
「ハロウィン、なんて辞めちまえよ」
3年前に町に付属された、ベテラン刑事の
「ジョン・ストロード」はハロウィンという行事が嫌いだった。同僚のトミーは図体がデカく、テンションが高い。そんなトミーは、ジョンにハロウィンを楽しませる為に、箱に紙を入れて、何の仮装をさせるかを決めさせた。ジョンが取ったのはピエロの仮装だ。
「ワッハハハ、お似合いだ!」と周りは笑う。
女性警察官のアリアナにメイクをしてもらい、ハロウィン当日にジョンの仮装ができた。

町の少女リアは、ある男性の家を訪問した。ドアを開けたのは、ペストマスクを被った男。
「トリック・オア・トリート!お菓子くれないとイタズラするぞ!」
少女が訪問した家の家主はダン・スミス。45歳。スミスはペストマスクの仮装をしていた。そして、スミスは冷蔵庫からオレオを一パックあげた。少女は仲の良い、警官のトミーの所に行った。警官達にも、あの合言葉を。お菓子貰った少女はあのペストマスクの男について話した。
「そういえば、スミスのおじちゃんがお菓子くれたよ!でも床にトマトジュース溢してたから大変そうだったよ!」

少女は母親に呼ばれ、母親の元に向かった。
ジョンは不思議に思った。何かおかしいと。
周りはいつもの感ですか!と茶化すが、ジョンは明確な理由があった。
「スミスは大のトマト嫌いだ。トマトジュースなんて飲むはずがない。血の可能性がある」
スミスは天涯孤独で友達もいなく、誰もトマトジュースを置いて行ったはずもない。
「考えすぎじゃないすかね?」と若手刑事のマイケルは言った。だが、ジョンはマイケルと一緒に、スミスの家に向かった。家にスミスはいなかった。若手刑事のマイケルはある手紙を見つけた。手紙の内容は、『冷蔵庫』と書かれている。マイケルは渋々冷蔵庫を開けると、マイケルはびっくりして腰を抜かした。
「どうした?」二階から戻ってきたジョンは冷蔵庫を見た。
「何だこれは?」
そこにあったのはスミスの生首だった。冷蔵庫の中にまた手紙が入っていた。
『地下室へ行け』ジョン達は地下室に行った。
地下室には、宙に吊るされたスミスの頭がない死体があった。
「町に報告しろ!ハロウィンは中止だ!」
町内放送で殺人事件が発生したこと伝えた。
〈殺人事件が発生しました!直ちに家にお戻りください!繰り返します!殺人事件が発生しました!直ちに家にお戻りください!〉

トミーの家にて、トミーの父アダムは38歳の時に何者かに襲われ、失明した、足も悪くなり車椅子生活をしている。現在45歳。
突然チャリンチャリン!と音が鳴った。それは、父のアダムの為にトミーが扉につけたベルだった。
「おお、トミーおかえり」
しかし帰って来たのはトミーではなかった。
アダムは首に包丁を向けられた。
「俺を覚えているか?」
普通の人よりも低い声。アダムは一瞬で気づいた。

「まさか、すまなかった!俺もいじめられたくなくて…」
「嘘つけよ、俺はお前が一番憎かった。お前は殺さずに復讐してやる」
ペストマスクの男は目のことや脚のことを言及した。
「7年前、襲われただろ、あれは俺だ。足も木の下敷きになって悪くなった。あれも俺だ。今度はトミーを奪ってやる」
「やめてくれ!!息子だけは!!」
しかしペストマスクの男は、アダムの肩をナイフで刺した。叫ぶアダムの口をガムテープで貼
った。ペストマスクの男はアダムのスマホを取って、息子のトミーに電話した。
トミーのスマホから電話がかかって来た。宛名は父だった。トミーは出ると、父とは違う声がした。誰だ!と聞くがシッーと言って、次の言葉を言った。
「家に来い、仲間に言ったら、アダムを殺す。俺は窓から見てるぞ」
警察署の窓からペストマスクの男は見えていた。トミーは父の様子を見に行くと、言って警察署を出て、父の家に向かった。

ジョンは持ち前のリーダーシップで、部下に指示をした。まず、リアの家に電話をした。
「お母さん。少しリアと話をしたいのですが?よろしいですか?」
リアの母は了承した。ジョンはリアに聞いた。
「リアに聞きたいんだけど、くちばしのマスクを被った男はどんな感じだった?」
「背が高くて、声は低かったよ」
マスクの男はそれ以外に特徴はなかった。
電話を閉じると、ある男が、静かに署に入ってきた。男は「ジェイソン・ブラウン」産まれてから45年間、ずっとこの町にいる男だ。彼は腹を刺されたような傷があった。ジョンはアリアナに傷の手当てを指示した、ジェイソンは手当てをしてもらいながら、刺した男について話した。
「奴は同級生を狙ってる、私と同じ年のやつだ。私たちの責任だ」
ジョンは疑問に思い、どういうことか聞いた。
「私たちは30年前に”奴”をいじめていた。トミー…の父親もだ」
ジョンは鳥肌が立った。そしてペストマスクの男の名前を聞いた。
「犯人の名前は、なんだ?」
「奴の名前は「カーク・マイヤーズ」だ。カークはアダムを狙ってる」
ジョンは若手刑事とアダムの家に向かった。

一方、アダムの家に向かった、トミーは家に入った。父を探してキッチンに行くと、そこには父を人質にしているペストマスクの男がいた。
「銃を下に置いて、こっちに渡せ」
トミーは言われた通りにした。
「父の悪行を教えてやろうか?」
ペストマスクの男は父のことについて、話した。
しかしペストマスクの男に一瞬の油断ができた。トミーはそれを逃さずに、隠し持っていた銃でペストマスクの男の手を撃った。トミーは早撃ちの名人だった。
ペストマスクの男の持っていた包丁は、アダムの車椅子に落ちた。しかしギリギリ、足の間に刺さり事なきを得た。だが、まだ終わっていない。
「親父早く走れ!!」
トミーはペストマスクの男の元に行き、ペストマスクの男を抑えた。
アダムは全速力で車椅子を漕いだ。急いだあまり、普段転けない段差で転けてしまった。
「邪魔をしやがって!」とペストマスクの男はキッチンにあった包丁でトミーを刺した。しかしトミーはうろたえず、ペストマスクの男を思いっきり殴った。しかしペストマスクの男も反撃をした。トミーは銃を撃とうとするが、ペストマスクの男は封じた。そして銃は弾切れに鳴った。ペストマスクの男はトミーを刺そうとした。トミーは必死に抵抗した、だがついに刺された。トミーの腹に深く深く刺さった。
「トミー!!」と叫ぶアダム。
トミーは倒れた。ペストマスクの男はアダムを刺して殺そうとした。しかし空いていたドアから静かに入ってきた男がいた。その男はジョンだった。ジョンはペストマスクの男を銃で撃った。銃はペストマスクの男の肩に当たった。
ペストマスクの男はキッチンのドアから脱出したが、ジョンが追いかける、マイケルはトミーの血を抑えた。

ジョンは、走るペストマスクの男のアキレス腱を狙った、ゆっくりと狙いを定めて、ジョンは撃った。弾はペストマスクの男のアキレス腱に見事的中した。もう一発も当たった。
倒れたペストマスクの男をジョンは確保した。
「午後8時30分!カーク・マイヤーズ確保!」
ジョンはペストマスクの男を留置場を入れた。
町内放送で住民にペストマスクの男を逮捕したことを伝えた。
〈くちばしのマスクを被った男を逮捕しました。町の安全は守られました!〉
しかし警察署に行って住民は抗議した。
理由はハロウィンパーティはどうなるか?だ。マイケルは念の為に今年は中止すると伝えた。
しかし町の住民は、遠い所から来た人や、帰省した人などがいると伝えた。マイケルはどうすればいいか悩んだ。するとジョンがやってきた。マイケルは詳細を伝えた。
「ストロードさん!お願いします!ハロウィンパーティーを再開させてください!」
ジョンは住民に声を大きくして話した。
「町の安全は守られた、だからハロウィンパーティー再開しよう!」
ジョンの一言で、また楽しいハロウィンパーティーが始まった。
「どうしたんですか?機嫌がいいんですね」
「馬鹿野郎、人も死んだし、負傷もした。だが住民の話を聞いたら同情しちまった」
「おめでとう!これで美味い飯でも食えよ!」
ジョンはマイケルにある物を渡した。
それはお祝い金だった。来月マイケルは結婚するからだ。
「ありがとうございます!俺もジョンさんみたいに凶悪な犯罪者を捕まえます!」

ジョンはマイケルと話していると、呼び出しがあった。呼び出したのは、ペストマスクの男だった。男は顔が焼けてる跡があった。
「何の話だ?」とジョンは聞いた。
「よく俺を捕まえたな。まだ終わってないのによ、地獄に落としてやりたいのに」
「地獄に落ちるのはお前だぞ!」とジョンは言ったが、ペストマスクの男は意味深なことを言った。
「お前もな、レックス・ルーザーくん」
その言葉を聞いてジョンは驚愕した。
「なぜ、そのあだ名を?」
ペストマスクの男は笑いながら話した。
「子供ってのは、正直物だから怖い。スーパーマンの敵のレックス・ルーサーの、ルーサーをルーザーにするんだからよ」
「なぜ!そのあだ名を知ってると聞いているだ!」
ペストマスクの男は、ずっと見ていたからだ。と言った。
そしてペストマスクの男は癖を出した。それは笑うと肩が上がる癖だ。ジョンはそれを見てある人物を思い出した。それは中学生の時の担任の先生だった。
「あんたまさか、ジョンソン先生か?」
「思い出したか!お前も俺がいなければ殺人鬼だったろうよ」
「どういうことだ?」とジョンは聞いた。
「お前は中学生の時に復讐を考えた。準備ができて、当日実行しようとすると、いじめっ子はいなくなって、二度と町に現れなくなっただろ?あれの犯人は俺だ」
ジョンはめまいがするほど、驚愕した。
「俺とジョンは善と悪だ。同じ人生のルートを辿っていたのに、今は刑事と殺人鬼だ」
ジョンは男の「お前は俺だ」の一言で気分が悪くなった。警察署から出て外の空気を吸おうと、外へ出た。持ってたタバコを吸おうとした。すると車の鍵を無くした署のアリアナがいた。アリアナはブラウンを病院に運ぶ為に車で送って行く予定だった。だが、鍵は見つかり車を発進させた。ジョンは見送った。


不意にジョンの後ろから爆発音がした。後ろ振り向いたら窓は割れて、警察署は燃えていた。
マイケル達を助けに行こうと動こうとした。
しかし、同じようにアリアナとブラウンを乗せた車も爆発した。数々の家が爆発。ハロウィンパーティーをしていた住民も謎の人物達に襲われている。衝撃的なことが一斉に起こっている事態に、ジョンは驚きを隠せなかった。
すると、背中に何か刺さった感触があった。
振り返ると、ベンという70歳の人がジョンを刺した。ベンは不思議な事を言っていた。
「殺せ!!殺せ!!殺せ!!殺せ!!」
するとベンはジョンをもう一回刺そうとした。
しかし、回避してジョンはベンを殴った。
拳銃で撃とうとするが、ベンに阻止され、空に弾を撃ってしまう。今度は腹を刺されて、ベンは馬乗りになって、ジョンの止めを刺そうとした。もう死ぬかもと本気で思った。
だが、バン!と銃撃音がした。誰か撃ったのだろうか?ベンは倒れた。撃ったのはマイケルだった。顔は焼けて、見るにも耐えない状態だった。マイケルは倒れた。すかさず、ジョンは支えた。
「多分…僕死ぬます。僕の彼女に…言っておいてください、先輩を守ったからって、先輩…最後は…かっこつけさせてください。あと、愛してるよって」そう言ってマイケルは息を引き取った。

可愛い後輩が死んだ。ジョンは悔しくて叫んだ。すると、100メートル向こうの距離に、
ペストマスクの男がいた。ジョンは拳銃持って、向かった。
「おい!サイコ野郎!」と声をかける。
カークはこっちを向いた。
拳銃を向けるジョンに、カークは言った。
「レックス・ルーザー君。お前は私には勝てん」
「黙れ!絶対に逮捕してやる!」
ジョンは弾を発砲した、弾はカークに当たった。しかしカークは微動だにしない。防弾チョッキを着ているからだ。
カークはジョンの、腹をナタで切り裂いた。
そして顔面を殴り、蹴り飛ばした。
カークはナタを、ジョンの首の近くに近づけた。
「だから俺には勝てないと言ったのに」
カークはジョンを殺さずに、見逃した。だがジョンは気に入らなかった。
「殺すなら殺せよ!」
背中を向けていて、今なら頭を撃てるかもと思ったが、だがジョンにはそんな余裕はなかっ
た。
ジョンはただ、恐ろしい背中を見ている事しかできなかった。


カーク・マイヤーズをいじめた、六人の同級生は全員殺された。

ジョンはカークを逮捕する為に、今動いている。

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作者メッセージ

久々に投稿しました。作家でごはん!という所で投稿した作品です。評価は悪かったのですが、見てくれたら嬉しいです。僕はノベルケイクではたまに投稿したいと思いますが、メインは作家でごはん!で投稿します。
作家でごはん!はガチ勢がわんさかいるので、勉強になりことが多いです。ここの人も投稿するのはアリですね

2024/02/07 18:44

キングジョー ID:≫9pQHsve8boYik
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