幽霊、封じます。
「おいでませ~、わが家へ!」
出迎えたのはその友達───海野藍である。
彼女はおっとりした性格で優しいが……。
「これはゆるせない」
「え~っ、なんで?悪いことしたかな」
「少しね。来てほしい、だけだったらピンチだと思うでしょ」
私があきれたように言うと、藍は首を傾げた。
「ピンチも何も……。案件だからねぇ……」
「えっ」
私はぎゅっと手の中のお札を握りしめる。
「場所は……長野県八ヶ岳ふもとの温泉屋さんだって」
「温泉……」
「藍は行くけど……みちは?」
「私、行くよ」
出迎えたのはその友達───海野藍である。
彼女はおっとりした性格で優しいが……。
「これはゆるせない」
「え~っ、なんで?悪いことしたかな」
「少しね。来てほしい、だけだったらピンチだと思うでしょ」
私があきれたように言うと、藍は首を傾げた。
「ピンチも何も……。案件だからねぇ……」
「えっ」
私はぎゅっと手の中のお札を握りしめる。
「場所は……長野県八ヶ岳ふもとの温泉屋さんだって」
「温泉……」
「藍は行くけど……みちは?」
「私、行くよ」