二次創作
私じゃ駄目ですか
いつまで経ってもあなたは変わらないのね
産みの母から毎日のように言われた言葉
『(私はいつまでも変われない)』
そんな事を考えながらグラスを揺らす
「にゃんちゃんどしたの?体調悪い?」
頭を優しく撫でられる
『別に』
「君がそういう時はなにかある時だから」
「何したい?なんでもするよ」
私に尽くされてるだけのヤツが何言ってるんだか
『、、気分じゃない、黙ってて』
「仰せのままに」
そうやって従ってくれるところが別のやつと違う
『(はぁ、やめたいな、、)』
黒く光るソファの皮を指でなぞる
そうやってまた、夜が明けていった
ー
『頭いっっった』
ガンガン唸る痛さ、ぐらぐらと揺れる視界
「二日酔いだよ、飲み過ぎあんた」
見慣れた人が目に映る
『なんでいるの、マスター』
「あんた、、忘れてるの?」
忘れてる、、、
『あ、借りてた服』
「そうよ、何忘れてんの笑」
『あ”ー、、まじごめん、ちょっと座っててあっちの部屋あるから』
「はいよ。って言いたいけどあんた体調悪そうだから俺が行く」
『いける、大丈夫、多分』
元気をだなさきゃって、心でばちっと決めたはず
立ち上がった、そう、立ち上がったはず
『うわぁあぁあ』
「え」
「急、急に倒れんなよ!ばか!!」
『ごめっ、、』
「もー、、、探してくるからね」
『私の机の上、畳んでるはず、、、』
「はーい」
『ますたー、むり、ねる』
それだけを呟いて私は寝てしまった