[小文字]ピピピ、[/小文字]、ピピピ
[小文字]『ん、、あぁ、朝』[/小文字]
やけにアラームの音が聞こえる
いつものスマホのアラームじゃない
「、ん」
少し目を開けると知らない天井
頭が少し痛い
『あら、頭いたい？』
そっと頭に手が添えられる
「ｯ、」びっくりした、何よりもびっくりした
「、貴方、な、なんで何も着てないんですか！？」
『っわ、朝からテンション高いね笑』
微笑みながら頭を撫でられる
「、ｯ、」横を向きたいけれど布団で向けない
『照れてるの？かわいい人ね』
ぎゅーっと彼女の両手で抱きしめられる
「ちょｯ、狐火さん！」
『顔真っ赤にして説教しても意味ないわよっ笑！』
貴方も大概なテンションじゃないか

運良く今日は休み、というか
『？、だって[漢字]ここ[/漢字][ふりがな]ホテル[/ふりがな]に来る前に聞いたよ？明日お仕事ありますか、って』
かなりずるい人だ
『まぁ、体力あるのね貴方』
ベッドサイドテーブルに畳まれた服が目に入る
『ふふ、貴方、意外と可愛い声で鳴くのね』
「っえ、？」
『なんでもないわ笑、それじゃあ、また会える人楽しみにしてるわ』

突然の爆弾を残して、彼女は私の目の前から姿を消した