二次創作
私じゃ駄目ですか
初めてあったときの貴方が忘れられない
ー
カラン
普段は心地よい入店音がなる
『いらっしゃいませ』
いつものマスターとは違う人
ワタクシが慌てていると
『あぁ、ごめんなさい、私マスターの知り合い』
『マスターは今いないの、ごめんなさい』
気づけば釘付けになっていた自分の目
そこから私はいつものカウンター席で彼女と話し始めた
『改めてこんばんは、マスターの友人の狐火●●よ』
きれいな姿をした彼女はそういって名刺を渡す
『ふふ、人に名刺を渡すのって久しぶりで緊張しちゃう』
彼女は夜の世界の人らしい
「結構有名なお店ですよね」
『あら、まァ!知ってるの?』
びっくりした彼女に自分も名刺を渡す
「はじめましてこんばんは、加賀美インダストリアル代表取締役の加賀美です」
名刺を受け取った彼女はけらっ、と笑う
『なんか見たことあると思ったの笑』
『貴方、酔ったマスターに連れられて私のお店来たことあるでしょ』
色っぽく笑う彼女にすこし見覚えがある気がした
「いつもの、、あ、」
少しお酒を入れてもらっているとついでてしまう言葉
『、いつもの、、、洋酒のカクテルであってる?』
「えぇ」少しびっくりした、ドンピシャで当てることがあるのだろうか
『ふふ、マスターがメモ残しておいてくれたの』
『お礼言っとかなきゃ』
黒いエプロンの紐を少し結んで髪も結う
カチャカチャと手際の良い音が聞こえた後彼女の声が聞こえる
『私達会わなかったの不思議ね』
「え?」
『だって私、この前の月から週に2回はここに立ってたから』
まぁカウンターでお酒飲んでる時もあるけどね
とシェイクしながら彼女が言葉を続ける
『なんだかロマンチックだね』
「そう、ですね」
私がかなり酔ってしまっている
頭が回らない
『もしかして酔ってる?』
「えぇ、かなり」
間髪入れずに答えると鈴がなるような可憐な声で笑う彼女
『マスターからお酒強いって聞いてたんだけどね』
[大文字][下線][明朝体]「貴方がいるからって、言ったら、、どうです」[/明朝体][/下線][/大文字]
『ふふ、意地悪な人』
「ほんとですよ」
『あら、意地悪な人から可愛らしい人になっちゃった』
ぐたぁと机で溶けている私の頭が撫でられる
『酔ってるね、加賀美さん』
少しふわふわしてしまう、かっこいい大人なのに何やってるんだ
『ふふ、チェイサー挟みましょ、それ飲んだら私おすすめの一杯奢ってあげる』
毛先をいじられながらそう事が進む
『どう?今までで一番酔ってる?』
「それはない、ですね」
『なぁ〜んだ笑』
私も酔ってきちゃった、と上から聞こえる
「マスターは今日1日いないんですか」
『そ、でも明日はいるって言ってた』
コンッ、机にガラスのコップを置く
「、一杯、奢ってくれるんでしょう?」
『なんで血の気多いのよ笑』
『いいわよ、少し待ってて』
そう言って背を向けた彼女を見ていた
『ウィスキートディ』
少し聞き慣れたカクテルの名が彼女の艶っぽい声で囁かれる
『ふふ笑、いたずらしちゃった』
目の前に出されるレモンとシナモンが入ったカクテル
『マスターが、貴方にカクテル言葉を教わったって聞いたから』
だいぶ前に教えてと言われたので、調べて教えたカクテル言葉
『私、貴方なら許せるわ』
ウィスキートディ [大文字][明朝体]誘惑[/明朝体][/大文字]
ー
カラン
普段は心地よい入店音がなる
『いらっしゃいませ』
いつものマスターとは違う人
ワタクシが慌てていると
『あぁ、ごめんなさい、私マスターの知り合い』
『マスターは今いないの、ごめんなさい』
気づけば釘付けになっていた自分の目
そこから私はいつものカウンター席で彼女と話し始めた
『改めてこんばんは、マスターの友人の狐火●●よ』
きれいな姿をした彼女はそういって名刺を渡す
『ふふ、人に名刺を渡すのって久しぶりで緊張しちゃう』
彼女は夜の世界の人らしい
「結構有名なお店ですよね」
『あら、まァ!知ってるの?』
びっくりした彼女に自分も名刺を渡す
「はじめましてこんばんは、加賀美インダストリアル代表取締役の加賀美です」
名刺を受け取った彼女はけらっ、と笑う
『なんか見たことあると思ったの笑』
『貴方、酔ったマスターに連れられて私のお店来たことあるでしょ』
色っぽく笑う彼女にすこし見覚えがある気がした
「いつもの、、あ、」
少しお酒を入れてもらっているとついでてしまう言葉
『、いつもの、、、洋酒のカクテルであってる?』
「えぇ」少しびっくりした、ドンピシャで当てることがあるのだろうか
『ふふ、マスターがメモ残しておいてくれたの』
『お礼言っとかなきゃ』
黒いエプロンの紐を少し結んで髪も結う
カチャカチャと手際の良い音が聞こえた後彼女の声が聞こえる
『私達会わなかったの不思議ね』
「え?」
『だって私、この前の月から週に2回はここに立ってたから』
まぁカウンターでお酒飲んでる時もあるけどね
とシェイクしながら彼女が言葉を続ける
『なんだかロマンチックだね』
「そう、ですね」
私がかなり酔ってしまっている
頭が回らない
『もしかして酔ってる?』
「えぇ、かなり」
間髪入れずに答えると鈴がなるような可憐な声で笑う彼女
『マスターからお酒強いって聞いてたんだけどね』
[大文字][下線][明朝体]「貴方がいるからって、言ったら、、どうです」[/明朝体][/下線][/大文字]
『ふふ、意地悪な人』
「ほんとですよ」
『あら、意地悪な人から可愛らしい人になっちゃった』
ぐたぁと机で溶けている私の頭が撫でられる
『酔ってるね、加賀美さん』
少しふわふわしてしまう、かっこいい大人なのに何やってるんだ
『ふふ、チェイサー挟みましょ、それ飲んだら私おすすめの一杯奢ってあげる』
毛先をいじられながらそう事が進む
『どう?今までで一番酔ってる?』
「それはない、ですね」
『なぁ〜んだ笑』
私も酔ってきちゃった、と上から聞こえる
「マスターは今日1日いないんですか」
『そ、でも明日はいるって言ってた』
コンッ、机にガラスのコップを置く
「、一杯、奢ってくれるんでしょう?」
『なんで血の気多いのよ笑』
『いいわよ、少し待ってて』
そう言って背を向けた彼女を見ていた
『ウィスキートディ』
少し聞き慣れたカクテルの名が彼女の艶っぽい声で囁かれる
『ふふ笑、いたずらしちゃった』
目の前に出されるレモンとシナモンが入ったカクテル
『マスターが、貴方にカクテル言葉を教わったって聞いたから』
だいぶ前に教えてと言われたので、調べて教えたカクテル言葉
『私、貴方なら許せるわ』
ウィスキートディ [大文字][明朝体]誘惑[/明朝体][/大文字]