二次創作
偽の想いと夢界のマリオネット
のあ「……と、いうことで…この招待状が何か知りませんか?」
のあが招待状片手に説明する相手は、赤い髪と無限の声量を持つゴミ捨て係兼リーダー──じゃぱぱだ。
じゃぱぱ「う〜ん、ちょっとわかんないな……」
ヒロ「そっか…」
ふあぁあ、とじゃぱぱの住むザウルス寮のロビーに間抜けなあくびが響き渡る。
彼も睡魔との格闘に忙しく、あまり思考が回っていないようだ。
なおきり「とりあえず、メンバー全員呼びましょうか。知ってる人がいるかもしれません。」
そうだな、とじゃぱぱは答えると、空気中の酸素を全て吸い込む勢いで大きく空気を取り込んだ。
嫌な予感がしたヒロ、なおきり、そしてのあは目配せし、同時に耳を塞ぐ。
『みぃぃんなぁぁぁ!!!!!しゅぅぅごぉぉぉ!!!!!!』
じゃぱぱの口──いや、腹から出された声が、空気を震わす。そして同時に、3人の鼓膜もものすごい勢いで振動していた。
のあ「うるさい!」
じゃぱぱ「あ、ごめん。」
のあの苦情をさらりと受け流していると、あちこちから人がやってきた。
「ったくも〜…鼓膜ちぎれるかと思ったわ…」
うり「本当にな…」
最初にやってきたのはカエルにも人間にもなれる異端の料理人──シヴァと、敷地内をぐるぐると見守っていたうりだ。
ぐったりしている2人だが、さらにぐったりしているのがどぬくだ。
人間と狐のハーフ、頭についた耳は人間の耳より遥かに優れたものだ。彼は耳を髪の毛にぺったりつけて、拗ねるように口を尖らせている。
じゃぱぱ「ごめんごめん…みんなが集まってから呼んだ理由を説明するから…」
全員が集まるまでの間、6人は暇つぶしのじゃんけんを延々としていた。
[水平線]
12人がザウルス寮のホールに無事に集まり、じゃぱぱはゴホンと咳払いをする。
じゃぱぱ「このシェアハウスにこんな招待状が届いた。今から読むから、なんか心当たりあるな〜ってなったら言って。」
全員が頷くのを確認すると、じゃぱぱは切られていた封から金縁の白いカードを取り出した。
じゃぱぱ「『来月、ブラットレース邸で行われるパーティにカラフルピーチ様をご招待いたします。女性も男性もカラフルなドレス・スーツでお越しください。ご出席される場合は、お手数ですがお手紙にてお知らせください。』…だって…」
手紙を読み上げた後顔を上げたじゃぱぱだが、みんな心当たりがないような顔をしている。
「…あ、私、ブラットレース邸のこと知ってるかも。」
手を挙げて発言したのは、洗濯カゴを持ったままの橙色の髪の女性──えとだ。
ヒロ「本当!?」
えと「うん。いや、噂程度なんだけど…ブラットレース家ってかなりの大金持ちみたいで…今の当主が、確かまだ未成年だったと思う。」
どぬく「あ!そういう話だったら、村で聞いたかも…夢のようなパーティらしい…」
そこまでいうと、あちらこちらのメンバーから情報が回ってきた。
そして、心当たりのありそうなメンバーを中心に、ブラットレース家やそのパーティについて調べてみることになった。
のあが招待状片手に説明する相手は、赤い髪と無限の声量を持つゴミ捨て係兼リーダー──じゃぱぱだ。
じゃぱぱ「う〜ん、ちょっとわかんないな……」
ヒロ「そっか…」
ふあぁあ、とじゃぱぱの住むザウルス寮のロビーに間抜けなあくびが響き渡る。
彼も睡魔との格闘に忙しく、あまり思考が回っていないようだ。
なおきり「とりあえず、メンバー全員呼びましょうか。知ってる人がいるかもしれません。」
そうだな、とじゃぱぱは答えると、空気中の酸素を全て吸い込む勢いで大きく空気を取り込んだ。
嫌な予感がしたヒロ、なおきり、そしてのあは目配せし、同時に耳を塞ぐ。
『みぃぃんなぁぁぁ!!!!!しゅぅぅごぉぉぉ!!!!!!』
じゃぱぱの口──いや、腹から出された声が、空気を震わす。そして同時に、3人の鼓膜もものすごい勢いで振動していた。
のあ「うるさい!」
じゃぱぱ「あ、ごめん。」
のあの苦情をさらりと受け流していると、あちこちから人がやってきた。
「ったくも〜…鼓膜ちぎれるかと思ったわ…」
うり「本当にな…」
最初にやってきたのはカエルにも人間にもなれる異端の料理人──シヴァと、敷地内をぐるぐると見守っていたうりだ。
ぐったりしている2人だが、さらにぐったりしているのがどぬくだ。
人間と狐のハーフ、頭についた耳は人間の耳より遥かに優れたものだ。彼は耳を髪の毛にぺったりつけて、拗ねるように口を尖らせている。
じゃぱぱ「ごめんごめん…みんなが集まってから呼んだ理由を説明するから…」
全員が集まるまでの間、6人は暇つぶしのじゃんけんを延々としていた。
[水平線]
12人がザウルス寮のホールに無事に集まり、じゃぱぱはゴホンと咳払いをする。
じゃぱぱ「このシェアハウスにこんな招待状が届いた。今から読むから、なんか心当たりあるな〜ってなったら言って。」
全員が頷くのを確認すると、じゃぱぱは切られていた封から金縁の白いカードを取り出した。
じゃぱぱ「『来月、ブラットレース邸で行われるパーティにカラフルピーチ様をご招待いたします。女性も男性もカラフルなドレス・スーツでお越しください。ご出席される場合は、お手数ですがお手紙にてお知らせください。』…だって…」
手紙を読み上げた後顔を上げたじゃぱぱだが、みんな心当たりがないような顔をしている。
「…あ、私、ブラットレース邸のこと知ってるかも。」
手を挙げて発言したのは、洗濯カゴを持ったままの橙色の髪の女性──えとだ。
ヒロ「本当!?」
えと「うん。いや、噂程度なんだけど…ブラットレース家ってかなりの大金持ちみたいで…今の当主が、確かまだ未成年だったと思う。」
どぬく「あ!そういう話だったら、村で聞いたかも…夢のようなパーティらしい…」
そこまでいうと、あちらこちらのメンバーから情報が回ってきた。
そして、心当たりのありそうなメンバーを中心に、ブラットレース家やそのパーティについて調べてみることになった。