「初詣…行きたい思いはあるけど人多いしな…」

「あ、確か近くに木兎神社ってあった気が…」
「そこいこっと」



「…まさか人が1人もいないなんて思わなかったな」

「まぁお参りしてこ」

（お参り中〜）

「…帰ろ」

「ねぇ！君！」

「っ！？」

「名前は？俺、木兎光太郎！」

「え…あ、白上雪…です」

「雪！よろしくな！！」

「よろしくお願いします？木兎さん」

「光太郎でいい！」

「…じゃあ光太郎さんで」

「んー、許してやろう！」

「で！雪！」

「…なんですか？」

「俺、お前の事気に入った！！」

「え…？」

「だから俺のお嫁さんになって！！」

「お、お嫁さん？」

「うん！いいでしょ！」

「でも、」

「お嫁さんできんの嬉しい！！」

「え、いや」

「じゃ！また明日ね！！！」

「え、ちょ」

（消える

「…………」
「元気な人…だったな………ま、意外と悪くないかも…？」