『のんびり魔王討伐旅、寄り道ばかりで進みません』
討伐依頼を終えたユウたちは、港町でひとときの休息をとることに。
「この町の名物ってなに!?ぜーんぶ見たい!」
シエラは、ウキウキしている
「張り切りすぎ。……でもまぁ、付き合うよ」
ユウは、シエラの後を追うようについて行った
「買い物とかは、あのバカップルに任せて俺等は情報収集と」
ナギがふざけたように言った後にミレナが
「バカップルって(笑)でも、確かにちょっと…うらやましいかも?」
軽口で少しツッコんだ
「買い物、買い物〜」
「はぐれんなよ〜。探すの大変だからな」
ユウは近くにあった掲示板を見た
【ベルゴス街、年に一度の大花火大会!】
「へ〜、花火大会!しかも今日!」
(以外に、チャンスかもな)
「何みてんの?あ!花火大会!」
(ユウくんと一緒に見たいな〜まぁあくまでも欲だからね笑)
「せっかくだし、一緒に見に行くか?シエラ」
ユウは少し顔を赤くさせて言った
「…い、良いの?」
シエラも照れている
(最近何故か、ユウと喋るとドキドキするのはなぜなの〜?妹がいるから?あいつ〜許さん!)
「てか、何買いたいの?」
「そうそう!防具とか武器とか色々だね!」
「じゃあそこの見せよっていくか!」
「うん!」
一方その頃ナギ達は、ミレナとはぐれていた
「おい!ミレナ〜どこ行った?あいつ」
(ったく、手間かけさせやがって)
「た……たすけ…て」
かすかに人混みの中にミレナの声が聞こえた
「そこか!」
ナギは、人混みをかき分けながらミレナがいる場所に走った
(と、届け〜!)
『パシ!』
ナギがミレナの手を握った
「おい!ミレナ、このまち広いんだから離れんなよ」
「わ…手、あったかい……」
ミレナが、コソッと言った
「……なんか言ったか?」
「な、なんでもないっ!わかったよ!」
「う、う〜ん」
シエラはペンダントを選んでいる
「シエラ?…大丈夫か?」
「大丈夫!だけど、どっちが良いと思う?」
右は、魔力操作性能UPのスキルが付いたペンダント
左は、無属性魔法の威力UPのペンダント
「俺的には、…左かな?」
「何で〜?笑」
「…なんとなくではないけど」
「じゃあ、何よ」
「……と、とりあえず買おうぜ」
「お代、100ゼルとなっております!」
「…20ゼル足りない!」
シエラは、ショックを受けている
「待て、俺が出すよ!100ゼル出しますね!」
「え?良いんですか?しかも全額」
「良いから、良いから…その代わり、貸し1な!」
夜7時、あれから色々と買い物をしてとある山上の公園にて
「はぁ、今日は色々と疲れたね〜」
「そうだな…」
周りが少し静かになるとシエラが口を開いた
「……あんたといると、楽しいって思う。ずっと一緒に旅したいって、そう思ったの」
「……そ、そうか?まぁ一番最初の仲間だしな!」
(お、おい俺!絶対今言うべきだったじゃん!頑張れ!俺!)
「…すまん!さっきの言葉取り消しで頼む!コレが俺の“貸し”だ!」
「え!そんなところで使って良いの?まぁ、良いけど。で、さっきなんて言いたかったの?」
シエラが問いかけると
「俺もだ。たぶん……いや、確実に、お前が好きだよ!」
「えっ……」
赤面しているシエラは、ユウの方を向いて言った
「…私で良いの?」
「…だめなのか?お前で」
すると、シエラが飛びついてきて
「ずっと一緒に居てください!」
シエラが飛びついた瞬間から、花火が上がり始めた
「…と、とりあえずナギ達のところ戻るか!」
「うん!…手」
「…こうか?」
二人は手を繋いでナギ達の所に合流するのであった
奥から、ユウとシエラが手を繋いで歩いてきてる
ミレナがニヤニヤしながらナギにを見る
「ねぇナギくん、うちらも……手、繋いでみる?」
「……は?」
ナギは、困惑しながら言った
「ふふ、うっそだよ〜!」
ナギ、顔をそらしてほんのり赤面した
(誰にも見られてない…たぶん)
「おまたせ!」
「おかえり!二人共!進捗あり気な感じですか?」
「…何でもないよミレナ!」
「ユウもなんか会ったのか?」
「…何もないよ!てか、そっちの進捗は?」
「まぁ、話す前にそこの机に座ろうぜ!」
四人が机に行った時シエラがナギに
「……妹のこと、よろしくね」
「……は?お前何知った風なことを……」
(まぁ、もしかしたら…そうかもな)
四人の物語は、少しずつ、でも確実に前へ進んでいく。
第6話 完
「この町の名物ってなに!?ぜーんぶ見たい!」
シエラは、ウキウキしている
「張り切りすぎ。……でもまぁ、付き合うよ」
ユウは、シエラの後を追うようについて行った
「買い物とかは、あのバカップルに任せて俺等は情報収集と」
ナギがふざけたように言った後にミレナが
「バカップルって(笑)でも、確かにちょっと…うらやましいかも?」
軽口で少しツッコんだ
「買い物、買い物〜」
「はぐれんなよ〜。探すの大変だからな」
ユウは近くにあった掲示板を見た
【ベルゴス街、年に一度の大花火大会!】
「へ〜、花火大会!しかも今日!」
(以外に、チャンスかもな)
「何みてんの?あ!花火大会!」
(ユウくんと一緒に見たいな〜まぁあくまでも欲だからね笑)
「せっかくだし、一緒に見に行くか?シエラ」
ユウは少し顔を赤くさせて言った
「…い、良いの?」
シエラも照れている
(最近何故か、ユウと喋るとドキドキするのはなぜなの〜?妹がいるから?あいつ〜許さん!)
「てか、何買いたいの?」
「そうそう!防具とか武器とか色々だね!」
「じゃあそこの見せよっていくか!」
「うん!」
一方その頃ナギ達は、ミレナとはぐれていた
「おい!ミレナ〜どこ行った?あいつ」
(ったく、手間かけさせやがって)
「た……たすけ…て」
かすかに人混みの中にミレナの声が聞こえた
「そこか!」
ナギは、人混みをかき分けながらミレナがいる場所に走った
(と、届け〜!)
『パシ!』
ナギがミレナの手を握った
「おい!ミレナ、このまち広いんだから離れんなよ」
「わ…手、あったかい……」
ミレナが、コソッと言った
「……なんか言ったか?」
「な、なんでもないっ!わかったよ!」
「う、う〜ん」
シエラはペンダントを選んでいる
「シエラ?…大丈夫か?」
「大丈夫!だけど、どっちが良いと思う?」
右は、魔力操作性能UPのスキルが付いたペンダント
左は、無属性魔法の威力UPのペンダント
「俺的には、…左かな?」
「何で〜?笑」
「…なんとなくではないけど」
「じゃあ、何よ」
「……と、とりあえず買おうぜ」
「お代、100ゼルとなっております!」
「…20ゼル足りない!」
シエラは、ショックを受けている
「待て、俺が出すよ!100ゼル出しますね!」
「え?良いんですか?しかも全額」
「良いから、良いから…その代わり、貸し1な!」
夜7時、あれから色々と買い物をしてとある山上の公園にて
「はぁ、今日は色々と疲れたね〜」
「そうだな…」
周りが少し静かになるとシエラが口を開いた
「……あんたといると、楽しいって思う。ずっと一緒に旅したいって、そう思ったの」
「……そ、そうか?まぁ一番最初の仲間だしな!」
(お、おい俺!絶対今言うべきだったじゃん!頑張れ!俺!)
「…すまん!さっきの言葉取り消しで頼む!コレが俺の“貸し”だ!」
「え!そんなところで使って良いの?まぁ、良いけど。で、さっきなんて言いたかったの?」
シエラが問いかけると
「俺もだ。たぶん……いや、確実に、お前が好きだよ!」
「えっ……」
赤面しているシエラは、ユウの方を向いて言った
「…私で良いの?」
「…だめなのか?お前で」
すると、シエラが飛びついてきて
「ずっと一緒に居てください!」
シエラが飛びついた瞬間から、花火が上がり始めた
「…と、とりあえずナギ達のところ戻るか!」
「うん!…手」
「…こうか?」
二人は手を繋いでナギ達の所に合流するのであった
奥から、ユウとシエラが手を繋いで歩いてきてる
ミレナがニヤニヤしながらナギにを見る
「ねぇナギくん、うちらも……手、繋いでみる?」
「……は?」
ナギは、困惑しながら言った
「ふふ、うっそだよ〜!」
ナギ、顔をそらしてほんのり赤面した
(誰にも見られてない…たぶん)
「おまたせ!」
「おかえり!二人共!進捗あり気な感じですか?」
「…何でもないよミレナ!」
「ユウもなんか会ったのか?」
「…何もないよ!てか、そっちの進捗は?」
「まぁ、話す前にそこの机に座ろうぜ!」
四人が机に行った時シエラがナギに
「……妹のこと、よろしくね」
「……は?お前何知った風なことを……」
(まぁ、もしかしたら…そうかもな)
四人の物語は、少しずつ、でも確実に前へ進んでいく。
第6話 完