ドラゴンは勇者の報告を聞き、村の人々の助けをしたいと思い、相談した。

ドラゴン：なぁ、勇者。
勇者：なんだよラスボス。
ドラゴン：俺、村の人の役に立ちたいんだ。何をすればいいと思うか？
勇者：うーん、薬の材料とか、色々な草花を取ってきたら嬉しいと思うぞ。ゲホッ、
シトラス：…大丈夫？
ドラゴン：そういえばお前、最近よく咳き込むようになったんじゃないか？
勇者：大丈夫だyゲホッ、ゲホッゲホッ、ﾊﾞﾀｯ
ドラゴン：勇者、？おい！起きろ！勇者ｧ！！！ああああどうすればいい！
シトラス：勇者…？ドラゴン、おちつけ。
ドラゴン：あああ！ととととりあえずシト！こっちこい！
シトラス：…？

そしてドラゴンは、勇者とシトラスを連れて、村まで飛んで行った。
ドラゴン：羽がボロボロで何年も飛んでねぇが今はそんな場合じゃねぇ。
シトラス：ドラ、ゴン。勇者、は、大丈夫？
ドラゴン：あ、あぁ。こいつはきっと大丈夫だ。

そして村に行く途中…
ドラゴン：うっ、翼が、もうじき破れそうだ…
そして頑張った末、ドラゴンの翼が破れてしまい、3人は落ちてしまった。
ドラゴン：グハｯ！シトラス、大丈夫か？まだ、動けるか？
シトラス：う、ん。
ドラゴン：シトラス、あっちに村があるから人を呼んできてくれ。
シトラス：え、勇者がいるじゃん。
ドラゴン：勇者は動かねぇからさ、急ぐんだシトラス！
シトラス：あい！

そしてシトラスは村に向かって走っていった。
シトラス：だれかー！！おねがーい！！きてよー！！
ｼｰﾝ
シトラス：グスッ、うわぁぁぁぁぁぁぁん！

すると、夜の見回りに行った村長がシトラスの声に気づいた。
村長：ど、どうしたんじゃ！小娘！こんな時間に！
シトラス：ゆ、勇者が、倒れてｯ、グス、
村長：勇者様が？！今医者を向かわせる！勇者はどこだ？
シトラス：あっち。ドラゴンといる。
村長：わ、わかった！

そして村長と一緒に村に戻り、医者を向かわせた。
ドラゴン：……ん、シトラスは、行けたのか…？
医者：勇者様ー！ドラゴンもいるぞ！お前がここまで勇者様を？
ドラゴン：いいから、勇者を、連れていけ…、
医者：は、か、かしこまりました！

そして勇者は間一髪で医者に連れていかれた。
シトラス：おぢさん、ありがと。
村長：こちらこそ、ありがとう。
医者：勇者様は薬が必要ですが、材料が…
村長：誰かを向かわせんかい！誰でもいい！
医者：でもドラゴンの翼は縫うことができました。
村長：そうか。ドラゴンが元気であれば、ワシから依頼しに行こう。
医者：かしこまりました。村長。
シトラス：おぢさん、ドラゴンと勇者は大丈夫？
村長：ああ。そういえば、小娘の名前は？
シトラス：あ、シ、シトラス。
村長：シトラスか。いい名前だ。