そうして勇者達はユウゲバを持ち帰ってきた。
勇者：こーんなに取れたよ。ユウゲバ。
ドラゴン：おぉ。珍しいな。こんなに取れるのはめったにないからな。
勇者：それもそうだな。これからのシトラスの成長を補ってくれるな！
ドラゴン：そうだったのか！ユウゲバって栄養あるんだな。
勇者：ん？手紙か。珍しいもんだな。
ドラゴン：それが、匿名で送ってきたみたいなんだ。
勇者：うーん、それは怖いな。まぁ、心当たりは、あるっちゃあるんだな。
ドラゴン：一体誰なんだ！
勇者：それはだな。[太字]トロ[/太字]っていうやつなんだが、

勇者の話を聞いていると、そのトロという村のリーダーみたいな人が、ドラゴンの巣穴から赤子が出てきたという情報を聞いて、赤子をどうするか、観察の上、ドラゴンを試しているという話を噂話が好きな村長から聞いたそうだ。

勇者：俺たちは今、村の人々に試されているってことだな。
ドラゴン：言っておくが、俺は人に危害をくわえるようなことはしねぇ。
勇者：確かに、戦う時以外はそんなに危害を加えることはそんなにないよな。
ドラゴン：うん。それは俺も意識というか、危害を加えたりはしてない。
勇者：だよな。ゲホッ、ゲホッ、
ドラゴン：大丈夫か勇者、いや、平気だろうな？勇者よ。
勇者：ああ。問題ない。じゃあ俺はトロに聞いてくるよ。

そうして勇者はトロに話をしに行った。
勇者：ここら辺のはず、、、お！いたいた。おーい！
トロ：これはこれは勇者様。
勇者：ドラゴンの洞穴の前に手紙を置いていったのはお前か？
トロ：ああ。ご存じなさってたんですね勇者様。はい。私が置きました。
勇者：あそこに置いておくと手紙燃えるぞ？
トロ：いいんです。ドラゴンを試しているだけですから。
勇者：ほぅ。それでだな…

勇者は今までのことを話した。
トロ：では…あの凶悪なドラゴンは見た目が怖いだけですか…。
勇者：ああ。俺もあいつを信じてる。あいつは常に赤子の面倒は欠かせない。
トロ：勇者様…。わかりました。あ！勇者様！
勇者：なんだよトロ。
トロ：お体を、大切にしてくださいね。
勇者：なんだよそれだけか！俺は大丈夫。元気だ！ゲホッ、、、

そして勇者は帰ってきた。