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フィクションです。
現実に起きたこととは、一切関係ありません。

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地下のお店の仕事

#8

花屋 #2

シュラグ)じゃあ、開けてみよ―う!!

パカッ ブファァァ~(開けて、冷気があふれるように出てくる)

ソルト)う、つめたっ…

オセロ)…(冷たすぎて目が開けられない)

シュラグ)うわああ、ちべたぁぁ

ソルト)…ん?

ソルト)何かあるな…

オセロ)なんだ?

ソルト)よいしょっ

シュラグ)ん~…わっ!すごい!

ソルト)[太字]花が凍ってる[/太字]…!

オセロ)ほう、すごいなぁ。吾輩も見たことのない花だ

シュラグ)なんか、めちゃ気品ある感じだね

オセロ)ヒガンバナに近しい花だな

それは、ヒガンバナに似た、オレンジ色の花だった。それが、一輪そのまま四角い氷に閉じ込められていた。

シュラグ)氷の下のとこに名前書いてるね!

ソルト)はな、び、ばな?

オセロ)ハナビバナか…

オセロ)あーあれか!

ソルト)何か思い当たりでもあるのか?

オセロ)多分だが、この花は、[太字]絶滅危惧種[/太字]に指定されている花だな

シュラグ)ええ!絶滅危惧種!?

ソルト)そんなに貴重なのか?

オセロ)今も世界に数輪しかないと思う…

ソルト)そ、そんなに貴重なのか…

シュラグ)…!下の方にもたくさんある!

オセロ)キトセバナ、トースリット、パラグズリ、ファトリーフ、レカグダ…

オセロ)どれもこれも絶滅危惧種、絶滅したとされた、希有な花たちだ…

ソルト)…これらは、何かの薬品を作るときに必要なものなのか?

オセロ)そんなとこだろう。貴重であれば貴重であるほど、とんでもない薬品を作ったり、コレクターの精神が出てくるしな。

シュラグ)ふ~ん…そういえば今、疑問に思ったんだけどもさぁ~

オセロ)?

シュラグ)これってさ、取引とかでも手に入れれると思うんだけど、実際に現地にも足を運んでいかなきゃならない感じ?

オセロ)そうだな。前の店主もそんな感じだったし

シュラグ)だってさ、ソルト

ソルト)…マジで?

ソルト)やっぱ、一度は外に行かなきゃだよな…

シュラグ)どうなるかは分からないけどね

オセロ)外に行くんだったら、吾輩も連れて行ってはくれないか?

ソルト)ああ、まあそれはいいんだが…

シュラグ)まあまあ、外に行ったら記憶も少し戻るかもしれないし!

ソルト)…その時になったら行こう。

そんなこんなで店調査が終わりました。

シュラグ)よーし!店調査が終わったことだし、あとは君の好きなようにしていいよ!

ソルト)わーい

シュラグ)オセロはどうする?

オセロ)吾輩は、ソルトと一緒にいることにする。

ソルト)えっ

オセロ)何か問題でも?

ソルト)なんか、意外で…

オセロ)吾輩は、[太字]ディープストアができてから[/太字]ほぼずっと住んでるのだぞ?

シュラグ)えっそうなの?

シュラグ)ここは…完成して15年ぐらいたってるから…めっちゃおじいちゃんじゃん!

オセロ)おじいちゃんとは何だよ。

ソルト)それにしても、長寿なのに変わりはないな。

オセロ)自分でもよくわからないが、小さい頃、何かの[太字]実験対象[/太字]だったぽくてな。

オセロ)年齢が猫でいう4歳で止まってしまったのだ。

シュラグ)…闇が深そうだね

シュラグ)(っていうか僕の周り闇深いにしかいないんだけど)

シュラグ)…そう言えば、ソルト、[太字]あれ[/太字]は考えたの?

ソルト)あれ?あれってなんだ?

シュラグ)店名だよ!

ソルト)ああ、[太字]店名[/太字]か…何も考えてなかった

ソルト)うーん…

ソルト)「チュートーズ」は、どうかね?

シュラグ)おおいいじゃん!

※ダブルクリック(2回タップ)してください

作者メッセージ

どうでしたか?

「チュートーズ」という店名は「チューベローズ」っていう花の名前が元ネタです。

花言葉は、

「危険な快楽」

です。

楽しんでいただけたら幸いです。

2024/07/23 16:57

一月 ID:≫7pxrxBAif2uac
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