地下のお店の仕事
[中央寄せ]金箔をこれでもかと貼り、着飾った部屋の中には壁に沿うように黒の服を着た、見覚えのある奴らが10人、知らん奴らが5人ほど正座している。
その真ん中に俺が胡坐をかいていた。
[/中央寄せ]
全員)…………
カラルラ)…何故ワタシを呼び出した。
カラルラ)…もうワタシはここの家の者ではない。
「…プラスから聞いているだろう。お前の弟が見つかったのだ。」
カラルラ)正しい説明になっていない。いつ、どこで、だれが、どのように、どんな経緯で、見つかった?
[中央寄せ]ワタシは元叔母の答えに疑問をぶつけた。[/中央寄せ]
「………」
カラルラ)[小文字]…だと、思ったよ[/小文字]
トス、トス、トス、トス…
???)久しぶりだなぁ。カラルラ。
カラルラ)父上…いや、バカ親父!!
[中央寄せ]ワタシの親父、ヤタガラス家10代目大黒柱、[太字]カシキ[/太字]。[/中央寄せ]
カラルラ)今更ワタシに何の用だ!!情報がなけりゃどうにも出来ん!!!何をすればいい!!
カシキ)[明朝体]…今から説明するのが分からんかね。[/明朝体]
カラルラ)…チッ
[中央寄せ]静かだが威圧感のある声。氷のように冷たく、金に溺れ弛んだその顔。嫌いで嫌いで仕方がない。[/中央寄せ]
カシキ)幾度も言っているがお前の弟が見つかった。
カシキ)まあ、俺が監禁していたわけだが。
カシキ)お前の双子の弟で、お前と似て白地に金箔をパラパラと入れたような目をしている。
カシキ)事の経緯はこうだ。
カシキ)あいつは、お前と数分差で生まれた。
カシキ)お前は憶えていないだろうが、[太字]一応お前らが3歳になるぐらいまでは一緒に生活させていた。[/太字]
カラルラ)!3歳だぁ?
カシキ)ああそうさ。でも、生き別れた。
カシキ)訳は、[太字]あいつが天才過ぎたからだ。[/太字]
カラルラ)は?そんな理由で??
カシキ)天才はどんなモノよりも恐ろしい
カシキ)本当に天才過ぎた。あいつは俺の立場まで追い詰める程だった。
カシキ)ここの一族の存続と俺の存在を危うくしてしまう。そう思った。だから…
カシキ)[太字]地下に、監禁した。[/太字]
カラルラ)……………
カシキ)ああ、安心しろ、ちゃんと飯もやったし、言葉も教えた。
カラルラ)…ワタシの事は、分かってたのか
カシキ)多分憶えていないだろう。
カラルラ)…これからワタシは何をすればいい。
カシキ)これからお前は――――――
カシキ)[太字]1週間、ここで生活してもらう。[/太字]
カラルラ)…はぁ?何故!?
カシキ)…お前とお前の弟で旅をしてほしいからだ
カラルラ)…また、出て行けと?
カシキ)辛辣的に言えばそうだな。だから1週間で仲を深め、旅をしてほしい。
カラルラ)今更仲良くぅ?結局貴様らのご都合じゃないか
カシキ)…これもお前の責務だと思え。
カラルラ)…クソが。
カラルラ)…あーもう!!わーったよ…弟と仲良くすりゃあ良いんだろ?!
カシキ)ああ、そうだ。頼んだぞ。
カシキ)周りの奴らも手伝ってやってくれ!
全員)御意。
カラルラ)はぁ~~…めんど…
カシキ)あ、弟の名前も付けてやってくれ
カラルラ)へいへい
その真ん中に俺が胡坐をかいていた。
[/中央寄せ]
全員)…………
カラルラ)…何故ワタシを呼び出した。
カラルラ)…もうワタシはここの家の者ではない。
「…プラスから聞いているだろう。お前の弟が見つかったのだ。」
カラルラ)正しい説明になっていない。いつ、どこで、だれが、どのように、どんな経緯で、見つかった?
[中央寄せ]ワタシは元叔母の答えに疑問をぶつけた。[/中央寄せ]
「………」
カラルラ)[小文字]…だと、思ったよ[/小文字]
トス、トス、トス、トス…
???)久しぶりだなぁ。カラルラ。
カラルラ)父上…いや、バカ親父!!
[中央寄せ]ワタシの親父、ヤタガラス家10代目大黒柱、[太字]カシキ[/太字]。[/中央寄せ]
カラルラ)今更ワタシに何の用だ!!情報がなけりゃどうにも出来ん!!!何をすればいい!!
カシキ)[明朝体]…今から説明するのが分からんかね。[/明朝体]
カラルラ)…チッ
[中央寄せ]静かだが威圧感のある声。氷のように冷たく、金に溺れ弛んだその顔。嫌いで嫌いで仕方がない。[/中央寄せ]
カシキ)幾度も言っているがお前の弟が見つかった。
カシキ)まあ、俺が監禁していたわけだが。
カシキ)お前の双子の弟で、お前と似て白地に金箔をパラパラと入れたような目をしている。
カシキ)事の経緯はこうだ。
カシキ)あいつは、お前と数分差で生まれた。
カシキ)お前は憶えていないだろうが、[太字]一応お前らが3歳になるぐらいまでは一緒に生活させていた。[/太字]
カラルラ)!3歳だぁ?
カシキ)ああそうさ。でも、生き別れた。
カシキ)訳は、[太字]あいつが天才過ぎたからだ。[/太字]
カラルラ)は?そんな理由で??
カシキ)天才はどんなモノよりも恐ろしい
カシキ)本当に天才過ぎた。あいつは俺の立場まで追い詰める程だった。
カシキ)ここの一族の存続と俺の存在を危うくしてしまう。そう思った。だから…
カシキ)[太字]地下に、監禁した。[/太字]
カラルラ)……………
カシキ)ああ、安心しろ、ちゃんと飯もやったし、言葉も教えた。
カラルラ)…ワタシの事は、分かってたのか
カシキ)多分憶えていないだろう。
カラルラ)…これからワタシは何をすればいい。
カシキ)これからお前は――――――
カシキ)[太字]1週間、ここで生活してもらう。[/太字]
カラルラ)…はぁ?何故!?
カシキ)…お前とお前の弟で旅をしてほしいからだ
カラルラ)…また、出て行けと?
カシキ)辛辣的に言えばそうだな。だから1週間で仲を深め、旅をしてほしい。
カラルラ)今更仲良くぅ?結局貴様らのご都合じゃないか
カシキ)…これもお前の責務だと思え。
カラルラ)…クソが。
カラルラ)…あーもう!!わーったよ…弟と仲良くすりゃあ良いんだろ?!
カシキ)ああ、そうだ。頼んだぞ。
カシキ)周りの奴らも手伝ってやってくれ!
全員)御意。
カラルラ)はぁ~~…めんど…
カシキ)あ、弟の名前も付けてやってくれ
カラルラ)へいへい
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