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フィクションです。
現実に起きたこととは、一切関係ありません。暴言・暴力・死体表現。

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地下のお店の仕事

#32

知らん奴との会話ほど厄介なものはない。#2

[中央寄せ]金箔をこれでもかと貼り、着飾った部屋の中には壁に沿うように黒の服を着た、見覚えのある奴らが10人、知らん奴らが5人ほど正座している。

その真ん中に俺が胡坐をかいていた。
[/中央寄せ]
全員)…………

カラルラ)…何故ワタシを呼び出した。

カラルラ)…もうワタシはここの家の者ではない。

「…プラスから聞いているだろう。お前の弟が見つかったのだ。」

カラルラ)正しい説明になっていない。いつ、どこで、だれが、どのように、どんな経緯で、見つかった?

[中央寄せ]ワタシは元叔母の答えに疑問をぶつけた。[/中央寄せ]

「………」

カラルラ)[小文字]…だと、思ったよ[/小文字]

トス、トス、トス、トス…

???)久しぶりだなぁ。カラルラ。

カラルラ)父上…いや、バカ親父!!

[中央寄せ]ワタシの親父、ヤタガラス家10代目大黒柱、[太字]カシキ[/太字]。[/中央寄せ]

カラルラ)今更ワタシに何の用だ!!情報がなけりゃどうにも出来ん!!!何をすればいい!!

カシキ)[明朝体]…今から説明するのが分からんかね。[/明朝体]

カラルラ)…チッ

[中央寄せ]静かだが威圧感のある声。氷のように冷たく、金に溺れ弛んだその顔。嫌いで嫌いで仕方がない。[/中央寄せ]

カシキ)幾度も言っているがお前の弟が見つかった。

カシキ)まあ、俺が監禁していたわけだが。

カシキ)お前の双子の弟で、お前と似て白地に金箔をパラパラと入れたような目をしている。

カシキ)事の経緯はこうだ。

カシキ)あいつは、お前と数分差で生まれた。

カシキ)お前は憶えていないだろうが、[太字]一応お前らが3歳になるぐらいまでは一緒に生活させていた。[/太字]

カラルラ)!3歳だぁ?

カシキ)ああそうさ。でも、生き別れた。

カシキ)訳は、[太字]あいつが天才過ぎたからだ。[/太字]

カラルラ)は?そんな理由で??

カシキ)天才はどんなモノよりも恐ろしい

カシキ)本当に天才過ぎた。あいつは俺の立場まで追い詰める程だった。

カシキ)ここの一族の存続と俺の存在を危うくしてしまう。そう思った。だから…

カシキ)[太字]地下に、監禁した。[/太字]

カラルラ)……………

カシキ)ああ、安心しろ、ちゃんと飯もやったし、言葉も教えた。

カラルラ)…ワタシの事は、分かってたのか

カシキ)多分憶えていないだろう。

カラルラ)…これからワタシは何をすればいい。

カシキ)これからお前は――――――

カシキ)[太字]1週間、ここで生活してもらう。[/太字]

カラルラ)…はぁ?何故!?

カシキ)…お前とお前の弟で旅をしてほしいからだ

カラルラ)…また、出て行けと?

カシキ)辛辣的に言えばそうだな。だから1週間で仲を深め、旅をしてほしい。

カラルラ)今更仲良くぅ?結局貴様らのご都合じゃないか

カシキ)…これもお前の責務だと思え。

カラルラ)…クソが。

カラルラ)…あーもう!!わーったよ…弟と仲良くすりゃあ良いんだろ?!

カシキ)ああ、そうだ。頼んだぞ。

カシキ)周りの奴らも手伝ってやってくれ!

全員)御意。

カラルラ)はぁ~~…めんど…

カシキ)あ、弟の名前も付けてやってくれ

カラルラ)へいへい

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作者メッセージ

こんにちわ。
カラルラがどんどん反抗期気味にっっ!!まあ、それもそれでいいでしょう(?)では!

2024/11/17 16:25

一月 ID:≫4pMu/RBfMdiu6
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