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「お前は役立たずだ」と追放された俺、実は最強スキル『バグ検出』の持ち主だった件

#1

追放、そして覚醒

「リオ、お前はもう必要ない」

そう言って、仲間たちは俺を置いてダンジョンを去った。

一瞬、言葉の意味がわからなかった。俺は、王都最強と謳われたパーティ『銀の牙』の一員だった。戦闘こそ不得手だが、スキル《バグ検出》で何度も命を救ってきたはずだ。

「戦闘できないやつはいらない。お前の“無意味なスキル”じゃ、魔王には勝てない」

リーダーのレオンの言葉が、胸に突き刺さる。



あてもなく彷徨い、俺は森の奥で倒れていた少女を見つけた。

「……助けて……」

怪我だらけで、服もぼろぼろ。だが、俺のスキルが告げる。

《バグ発見:高位精霊王族 偽装中》

──え? 王族? しかも精霊の?

少女の名前はフィリア。自分は「狙われている」とだけ言い、あとは口を閉ざした。

だが、俺には見える。

この世界の“嘘”が。

「……いいよ、俺が護る。もう見捨てる奴らには頼らない」

かつて俺を『役立たず』と捨てた連中は知らない。
このスキルが、最強であることを──。

作者メッセージ

最初はテスト週間だったので書くつもりはなかったのですが、気づけば衝動的に筆が進んでしまいました。リオたちが成長し、困難を乗り越えていく姿を描きたかったです。彼らが「信じるものを守るために戦う」勇気を持ち続けることが、読者の皆様に少しでも力を与えられたなら嬉しいです。

月影

お読みいただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

2025/05/15 20:16

月影 ID:≫ 5iUgeXQ3Vbsck
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