——僕は絶賛青春を謳歌している学生だよ！
今日も楽しい一日を過ごしているよ！

りおん「今日も学校か」

りおん「早く行かないとね」

——心の中では楽しく振る舞う
現実ではそんな事ない
毎日ずっと一緒でつまらない

りおん「はぁ」

——学校に行く足取りが重い
早く家に帰りたい
そう思いながら学校に向かう

りおん「おはよう！みんな！」

——教室に着いた
いつも通りに明るく振る舞う

けいこ「おはよう！りおんちゃん！」

——声をかけられた
正直声をかけられるのが面倒臭い
え？じゃあ何で挨拶をするかって？
挨拶しないと怒られるじゃんか

先生「お〜い、お前ら」

先生「早く席に座れ〜」

——先生が指示を出すと皆椅子に座った
私も勿論座っている

先生「ホームルームを始めるぞ〜」

先生「今日はお知らせがあるんだ」

先生「転校生が来たぞ〜」

——そう言うと皆大はしゃぎ
私はそんなに騒ぐものじゃないと思う

先生「それじゃあ、入ってこい」

れん「はい」

れん「初めまして」

れん「川崎　れん　と申します」

れん「これからよろしくおねがいします」

——そう転校生が挨拶を終えると
皆質問をしている
なぜそんなに人の事を知りたがるのだろうか

先生「それじゃあお前はりおんの隣な」

りおん「あ、私の隣ですか」

——はぁぁぁぁ
転校生が隣に来てしまった
授業中イラストを描いているのがバレてしまうじゃないか！？

れん「よろしく」

りおん「あ、はい」

——はぁ、これから大丈夫かな？
今まで通り過ごせるかな？