高校デビューした元陰キャ男子と同類女子は恋をします
2週間前の入学式。
七海 「…杠葉くん?」
前の席に座っていた女子が振り返って言った。
湊 「えと…ごめん、誰?」
湊 (やば、知り合いにこんな可愛い子いたっけ…?いや、いるわけないよな。俺陰キャだったし)
気まずくて硬直しいている湊に七海は声を潜めて言った。
七海 「私だよ、七海梓」
湊 (七海、梓…。七海…あ!)
七海 「…思い出した?」
湊 (いや…名前が同じだけだよな)
湊 「図書委員だった、七海さん…?」
七海 「うん」
湊 (…マジ…か。同中の女子がいるなんて…)
というか、七海って本当にあの七海さん?
図書委員でメガネかけてて、おさげのイメージなんだけど…。
改めて、目の前の女子に目を向ける。
腰まである綺麗な黒髪。
翡翠色の透き通った目。
あまりにも変わっている。
七海 「とにかく…お互い秘密は守ろう」
湊 「…はい」
ーーーーー
で、今に至る。
そう、僕は七海さんと秘密の共有をしている。
七海 「…杠葉くん?」
前の席に座っていた女子が振り返って言った。
湊 「えと…ごめん、誰?」
湊 (やば、知り合いにこんな可愛い子いたっけ…?いや、いるわけないよな。俺陰キャだったし)
気まずくて硬直しいている湊に七海は声を潜めて言った。
七海 「私だよ、七海梓」
湊 (七海、梓…。七海…あ!)
七海 「…思い出した?」
湊 (いや…名前が同じだけだよな)
湊 「図書委員だった、七海さん…?」
七海 「うん」
湊 (…マジ…か。同中の女子がいるなんて…)
というか、七海って本当にあの七海さん?
図書委員でメガネかけてて、おさげのイメージなんだけど…。
改めて、目の前の女子に目を向ける。
腰まである綺麗な黒髪。
翡翠色の透き通った目。
あまりにも変わっている。
七海 「とにかく…お互い秘密は守ろう」
湊 「…はい」
ーーーーー
で、今に至る。
そう、僕は七海さんと秘密の共有をしている。