No side




＿＿＿ 現代



東京卍會という暴走族の名前の跡形もない犯罪組織 “ [漢字]梵天[/漢字][ふりがな]ぼんてん[/ふりがな] „



首領は佐野 万次郎ことマイキー、No.2に三途　春千夜、幹部には九井 一ことココ、鶴蝶、明司 武臣、望月莞爾、六本木のカリスマ兄弟の灰谷 蘭、灰谷 竜胆。
そしてマイキーの実妹で首領補佐の佐野 ●●が所属している



皆それぞれ見える位置にタトゥーが入っているが、●●は見えにくい位置の右太ももに入っている。そしていつもは騒がしい彼らがやけに静かである



九「……」

春「……」

蘭「……」

竜「……」

『アンタ達顔死んでるね。何徹目？』

「「「「5徹目」」」」

『あらら。ご苦労様～』

春「だぁぁぁ！やってられっか！！」

『うるさっ』

春「ヤク決めてくるワ…」



ヤクとは薬の事。彼は梵天の中ではかなりのヤク中である
こうやって徹夜が続けば薬に手を出す。こうするとキマるんだとか



万「…」

『…マイキー。この光景を目の当たりにしてどう思う？』

万「……通夜か何かか？」

『疲れてんの？どう見ても徹夜が続いて死んでる』

万「なるほど…。オイ、オマエら」

九「どうしたボス」

蘭「また任務か～？」

竜「まじで死ぬって…」

万「…1週間。休暇をやる」

「「「え？」」」

『私が提案した。アンタ達の顔見て可哀想に思えてきたから』

九「可哀想ってなんだよ…クソ兄弟のせいだろ」



その一言でココと灰谷兄弟の言い合いが始まった。
らちがあかないので大体仲裁に入るのは静かにキレる首領補佐の●●である



『いい加減にしな？休暇与えてやったんだからさっさと休みなさいよ。文句あるならそのまま徹夜しな？』

「「「有り難く休暇を頂きます」」」

『はぁ…手が掛かる。あれ春は？』

春「キマったぜ！！！」

『春。声量どうにかなんないの？』

春「ああ！ごめんなァ！？ってアイツらは？」

万「1週間休暇与えた」

春「オレがヤクキメてる間に！？ちなみにオレは…」



マイキーと●●は顔を見合わせた。
さすがに徹夜続けさすと薬に手を出す頻度が尋常ではないのは2人は分かっている。なので



万「オマエも休め」

春「ボス！●●！！あざっす！！！」

『はいはい。ゆっくり休みな～』



三途は有り得ない速さでどこかへ行った



『さて、私達も休暇取ろうかマイキー』

万「そうだな」

『て事でマイキーは寝なさい。隈がますます酷い』

万「そうする。おやすみ」

『おやすみ』



後に鶴蝶と明司にも休暇が与えられ、1週間後再び山積みになっている仕事を与えたのは言うまでもない




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