二次創作
最強少女と風鈴
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廊下にいる人々からの視線がかなり痛い。そりゃそうだ、男子校に女子が居るんだもんな。しかも、風鈴の制服着てるし
『あ。あった』
私のクラスは1年1組。教室に入る前に深呼吸をして扉を開ければ何かが目の前に飛んで来た
「「「!?!?」」」
『あっぶな』
「……やぁ、キミ転校生の子だよね?」
『そうだけど。眼帯くんは誰?』
「オレは蘇枋隼飛。キミは?」
『佐野双葉』
「えっ!?さ、佐野って……」
「にれくん、知り合い?」
「い、いえ!…その、佐野さんって東京卍會の副総長補佐だった方ですよね…?」
『うん』
「なんだ東京卍會って」
あ、東京卍會知らない人居たんだ。興味なかったら知らんわな
「さ、桜さんには後で説明します!」
「お、おう…」
『ところでさ、この机投げた奴誰?』
すると全員が振り向いた先に居たのは、長髪くんだった。え、パッと見圭介に似てんだけど。じゃなくて
『へえ…』
「…」
『ねぇ、机投げたのお前?』
「…」
『……そう』
「ちょっ、佐野さん…?」
シカトをかます長髪。私はある程度距離を取って助走をつけそのまま回し蹴りをした…はずだった
『チッ』
「…」
「あ、あの蹴りを止めた…!?」
「あの蹴りってやべぇのか?」
「やばいってモンじゃないっスよ!佐野さん黒帯ですし、蹴りが得意らしく抗争で蹴り連発して何人か病院送りにしたって……」
『凄い情報網だな』
「杉下くん、よく止めたね。けど、女の子にめがけて机が飛んでったんだ。…わかるよね?」
「…」
長髪は蘇枋に言われてこちらに近付いて来た。転校初日でもう喧嘩やるのかと思いきや…
「…ごめん」
『あー、うん。かすりもしてないから大丈夫』
「な、なんだ…」
「いやぁ、あの蹴り喰らうとやばいからね」
ちょい待て、どこまで私の情報出回ってんの?まあ、でも不思議じゃないか。あの東京卍會の副総長補佐やってたし
「ところで、佐野さん」
『その苗字呼び辞めない?呼ばれ慣れてないんだよね』
「うーん…じゃあ、双葉ちゃん」
『なに』
「喧嘩強いんだよね」
『さあ?』
「強いのか!?」
「え、そこ!?…でもまあ、あの東京卍會のメンバーでしたからね…」
「へえ…」
『あんたさ…』
「んだよ」
白黒の珍しい髪色に左右違う目の色…変わった見た目をした彼に私は蹴りを寸止めした
「!?」
『ばーか。初日からやんないし』
「はは、桜くん顔赤いよ」
「う、うるせえ!」
「さ、さすが黒帯…」
「黒帯?」
「はい。さ…双葉さんは空手の黒帯の方なんです」
「それであんな強ぇのか?」
「そこまでは分からないです…」
黒帯だから強いってワケじゃない。あのメンバーが居たから強くなれたし色々学べた。三ツ谷に「女の子なんだから拳は使うな」って言われて蹴りだけで喧嘩をしてきた
その分、男女の力の差ってのはあるワケで抗争中に何度か生死をさまよった事がある。万次郎に泣きつかれたっけ。エマには何度も心配かけたし…
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廊下にいる人々からの視線がかなり痛い。そりゃそうだ、男子校に女子が居るんだもんな。しかも、風鈴の制服着てるし
『あ。あった』
私のクラスは1年1組。教室に入る前に深呼吸をして扉を開ければ何かが目の前に飛んで来た
「「「!?!?」」」
『あっぶな』
「……やぁ、キミ転校生の子だよね?」
『そうだけど。眼帯くんは誰?』
「オレは蘇枋隼飛。キミは?」
『佐野双葉』
「えっ!?さ、佐野って……」
「にれくん、知り合い?」
「い、いえ!…その、佐野さんって東京卍會の副総長補佐だった方ですよね…?」
『うん』
「なんだ東京卍會って」
あ、東京卍會知らない人居たんだ。興味なかったら知らんわな
「さ、桜さんには後で説明します!」
「お、おう…」
『ところでさ、この机投げた奴誰?』
すると全員が振り向いた先に居たのは、長髪くんだった。え、パッと見圭介に似てんだけど。じゃなくて
『へえ…』
「…」
『ねぇ、机投げたのお前?』
「…」
『……そう』
「ちょっ、佐野さん…?」
シカトをかます長髪。私はある程度距離を取って助走をつけそのまま回し蹴りをした…はずだった
『チッ』
「…」
「あ、あの蹴りを止めた…!?」
「あの蹴りってやべぇのか?」
「やばいってモンじゃないっスよ!佐野さん黒帯ですし、蹴りが得意らしく抗争で蹴り連発して何人か病院送りにしたって……」
『凄い情報網だな』
「杉下くん、よく止めたね。けど、女の子にめがけて机が飛んでったんだ。…わかるよね?」
「…」
長髪は蘇枋に言われてこちらに近付いて来た。転校初日でもう喧嘩やるのかと思いきや…
「…ごめん」
『あー、うん。かすりもしてないから大丈夫』
「な、なんだ…」
「いやぁ、あの蹴り喰らうとやばいからね」
ちょい待て、どこまで私の情報出回ってんの?まあ、でも不思議じゃないか。あの東京卍會の副総長補佐やってたし
「ところで、佐野さん」
『その苗字呼び辞めない?呼ばれ慣れてないんだよね』
「うーん…じゃあ、双葉ちゃん」
『なに』
「喧嘩強いんだよね」
『さあ?』
「強いのか!?」
「え、そこ!?…でもまあ、あの東京卍會のメンバーでしたからね…」
「へえ…」
『あんたさ…』
「んだよ」
白黒の珍しい髪色に左右違う目の色…変わった見た目をした彼に私は蹴りを寸止めした
「!?」
『ばーか。初日からやんないし』
「はは、桜くん顔赤いよ」
「う、うるせえ!」
「さ、さすが黒帯…」
「黒帯?」
「はい。さ…双葉さんは空手の黒帯の方なんです」
「それであんな強ぇのか?」
「そこまでは分からないです…」
黒帯だから強いってワケじゃない。あのメンバーが居たから強くなれたし色々学べた。三ツ谷に「女の子なんだから拳は使うな」って言われて蹴りだけで喧嘩をしてきた
その分、男女の力の差ってのはあるワケで抗争中に何度か生死をさまよった事がある。万次郎に泣きつかれたっけ。エマには何度も心配かけたし…
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