二次創作
心底どうでもいい 【segs】
つい最近までループから
抜けたくてたまらなかった .
今日二人と言葉を交わして
それの本当の意味を理解した .
”それ”というのは
ループからただ抜けるのではなく
菜摘も救ってから抜ける .
つまり自分勝手なエゴのことだ .
ループから抜けられたはずなのに
どうしようもなく感じる不満は
菜摘とずっと一緒にいたかったから .
二人に手を引かれて
連れられるまま
ふと真意に気付いた .
『...菜摘が死ぬ場所はいつも駅だ』
まだ明確じゃない .
確実じゃない、分からない .
もう戻れないかもしれない
ループへの戻り方に
一つだけ思い当たる節がある .
『ごめん二人共!俺今日帰らんといかんくなった!』
自分の中の結論にたどり着くまで
ぼんやりしていたためか
俺はふわっちに腕を掴まれていた .
だからどこかへ移動するには
腕を振り払う以外の方法として
必ず声をかける必要があった .
しかし返事はない .
俺から見えるのは
俺より大きい背中だけ .
『あれ、ふわっちー?』
おもむろにふわっちは
足を止めて、ゆらりと振り向く .
『ふわっ...ち、?』
「縺オ繧上¥繧薙#繧√s縺ュ」
ラベンダーに輝く瞳が、
俺をとらえて離さない .
「....明那もあっちに行くん?」
俺、寂しいやんか .
腕を掴むふわっちの力が
ひどく強いものになる .
『ふ、わっち?いたい、こわいって』
その姿はまるで、
ナニカに囚われている
傀儡のようだった .
抜けたくてたまらなかった .
今日二人と言葉を交わして
それの本当の意味を理解した .
”それ”というのは
ループからただ抜けるのではなく
菜摘も救ってから抜ける .
つまり自分勝手なエゴのことだ .
ループから抜けられたはずなのに
どうしようもなく感じる不満は
菜摘とずっと一緒にいたかったから .
二人に手を引かれて
連れられるまま
ふと真意に気付いた .
『...菜摘が死ぬ場所はいつも駅だ』
まだ明確じゃない .
確実じゃない、分からない .
もう戻れないかもしれない
ループへの戻り方に
一つだけ思い当たる節がある .
『ごめん二人共!俺今日帰らんといかんくなった!』
自分の中の結論にたどり着くまで
ぼんやりしていたためか
俺はふわっちに腕を掴まれていた .
だからどこかへ移動するには
腕を振り払う以外の方法として
必ず声をかける必要があった .
しかし返事はない .
俺から見えるのは
俺より大きい背中だけ .
『あれ、ふわっちー?』
おもむろにふわっちは
足を止めて、ゆらりと振り向く .
『ふわっ...ち、?』
「縺オ繧上¥繧薙#繧√s縺ュ」
ラベンダーに輝く瞳が、
俺をとらえて離さない .
「....明那もあっちに行くん?」
俺、寂しいやんか .
腕を掴むふわっちの力が
ひどく強いものになる .
『ふ、わっち?いたい、こわいって』
その姿はまるで、
ナニカに囚われている
傀儡のようだった .