二次創作
心底どうでもいい 【segs】
そうだよね . 明那くん .
明那くんは繊細で優しいから
どうなったか分からない
私なんかに頭を悩ませる .
そういうところが大好きで
でも大嫌いだった .
自分がどうなろうと
誰かを救おうとして .
「...菜摘?」
結果、こっちの世界では
果てしない年月が経っていた .
『まゆくんも隠すのが上手だね』
・・・
「..じゃあ、俺たちがおかしい?」
「ちゃうよ、明那が二年おらんかったんやって」
すっかり話し込んでいる
ふわっちとまゆゆをよそに、
並べられたピザを食べる .
そうして二人の会話を
盗み聞きし、聞こえた気がした
菜摘の声を探し続けた .
『...絶対聞こえたはずなんだけどな』
どの世界線に行ったとしても
そこに菜摘がいないと
そんな世界に価値はない .
「とにかく誕生日だから何かしようって」
「確かに?あ、てかピザ減っとる!」
初めて菜摘が死んだ夏のこと
今でも鮮明に思い出せる .
電車が来るタイミングで
誰かに突き飛ばされて
轢かれていった菜摘 .
あの目には
俺じゃないナニカが
映っていて .
それまですぐそばにいた分
手すら伸ばせず見殺しにした
自分がいやでたまらなくて .
「明那、せっかくやしどっか行こ!」
「はあ...不破くんちょっとは話聞こうよ」
ふわっちとまゆゆが
こんなに優しくしてくれていても
菜摘のことが頭から離れない、
そんな自分も嫌だった .
明那くんは繊細で優しいから
どうなったか分からない
私なんかに頭を悩ませる .
そういうところが大好きで
でも大嫌いだった .
自分がどうなろうと
誰かを救おうとして .
「...菜摘?」
結果、こっちの世界では
果てしない年月が経っていた .
『まゆくんも隠すのが上手だね』
・・・
「..じゃあ、俺たちがおかしい?」
「ちゃうよ、明那が二年おらんかったんやって」
すっかり話し込んでいる
ふわっちとまゆゆをよそに、
並べられたピザを食べる .
そうして二人の会話を
盗み聞きし、聞こえた気がした
菜摘の声を探し続けた .
『...絶対聞こえたはずなんだけどな』
どの世界線に行ったとしても
そこに菜摘がいないと
そんな世界に価値はない .
「とにかく誕生日だから何かしようって」
「確かに?あ、てかピザ減っとる!」
初めて菜摘が死んだ夏のこと
今でも鮮明に思い出せる .
電車が来るタイミングで
誰かに突き飛ばされて
轢かれていった菜摘 .
あの目には
俺じゃないナニカが
映っていて .
それまですぐそばにいた分
手すら伸ばせず見殺しにした
自分がいやでたまらなくて .
「明那、せっかくやしどっか行こ!」
「はあ...不破くんちょっとは話聞こうよ」
ふわっちとまゆゆが
こんなに優しくしてくれていても
菜摘のことが頭から離れない、
そんな自分も嫌だった .