二次創作
心底どうでもいい 【segs】
泣き出してから一時間が経ち
ようやく落ち着いた俺を確認したふわっちは
言いにくそうに唇を震わせた .
「...今度は俺から質問なんやけど」
「二年前くらいからずっとどこ行っとったん?」
連絡もつかんし家にもおらんし、と
続けるふわっちを止めるように
まゆが身を乗り出して声をあげた .
「どこにもいなかったんだって。叶さんも心配してたよ?」
「本当に何してた?旅行ならそれで良いんだけど...」
二年間、え、三ヶ月じゃ、
てかどこにもいなかった、って
なにそれ、どういうこと?
その間はずっとまゆたちと
一緒に学校行って、たまに遊んで
それには菜摘もセットで .
そういう変哲のない毎日を
過ごして最後には菜摘が死ぬ .
それをループしてきて今やっと
ここにいるんだとばかり思っていた .
『え、いや...一緒に学校行ってたはず、なんだけど...』
一瞬面食らってから
みるみるうちに曇っていく
ふわっちとまゆゆの顔 .
思わず目を逸らしてしまった .
言わないほうが良かったのかも
なんて、今更後悔した .
丁寧に飾り付けられた部屋を見渡し
これをどんな思いで作っていたか、
想像するだけでも吐きそうで .
『...頭おかしくなりそう』
帰ってくるかもわからなかった
俺の誕生日パーティーとか .
結局どうなったか分かってない
死んだまんまの菜摘とか .
夢か現実か判別できてない
ループのこととか .
俺が困らせてしまった
ふわっちとまゆゆのこととか .
色々全部ひっくるめて、
中学のときみたいなつまらなくて楽しい日々に
消化されればよかったのに .
ようやく落ち着いた俺を確認したふわっちは
言いにくそうに唇を震わせた .
「...今度は俺から質問なんやけど」
「二年前くらいからずっとどこ行っとったん?」
連絡もつかんし家にもおらんし、と
続けるふわっちを止めるように
まゆが身を乗り出して声をあげた .
「どこにもいなかったんだって。叶さんも心配してたよ?」
「本当に何してた?旅行ならそれで良いんだけど...」
二年間、え、三ヶ月じゃ、
てかどこにもいなかった、って
なにそれ、どういうこと?
その間はずっとまゆたちと
一緒に学校行って、たまに遊んで
それには菜摘もセットで .
そういう変哲のない毎日を
過ごして最後には菜摘が死ぬ .
それをループしてきて今やっと
ここにいるんだとばかり思っていた .
『え、いや...一緒に学校行ってたはず、なんだけど...』
一瞬面食らってから
みるみるうちに曇っていく
ふわっちとまゆゆの顔 .
思わず目を逸らしてしまった .
言わないほうが良かったのかも
なんて、今更後悔した .
丁寧に飾り付けられた部屋を見渡し
これをどんな思いで作っていたか、
想像するだけでも吐きそうで .
『...頭おかしくなりそう』
帰ってくるかもわからなかった
俺の誕生日パーティーとか .
結局どうなったか分かってない
死んだまんまの菜摘とか .
夢か現実か判別できてない
ループのこととか .
俺が困らせてしまった
ふわっちとまゆゆのこととか .
色々全部ひっくるめて、
中学のときみたいなつまらなくて楽しい日々に
消化されればよかったのに .