二次創作
心底どうでもいい 【segs】
あ、と掠れた俺の声が
騒がしい都心東京と隔離されて
すごくクリアに響いた .
と同時にまゆゆの声が
俺の鼓膜を震わせる .
「え?何のこと?」
嘘はついてなさそう、というか
何も分かってなさそうなまゆゆを横目に
ゆるりとふわっちを見る .
するとそこからも
何のこと、との声が .
朝のこんがらがり具合も相まって
ぐわんぐわんと視界が
揺れているような気さえした .
・・・
それから家に入れてもらい
●●のことを
本当に知らないのか聞いた .
それはもうしつこいくらいに .
途中まゆはうんざりしてたし
あの寛大なふわっちでさえ
誰やねん、とうなだれていた .
「...やっぱ明那おかしなってんって、疲れたんやろ」
呆然としたままの俺を見た
ふわっちは顔をゆるめて、
優しく頭を撫でてくれる .
「夢なんじゃない?何があったかはわかんないけど」
その横からも肩に手を置いてくれる
変わらない様子のまゆゆがいて .
張り詰めた息が
すこしばかり少なくなって .
『....ふは』
そうなんだよ .
おかしくなって見ただけの
夢ならそれでいいんだって .
『俺、疲れておかしくなったんかなあ』
無駄でも何だっていいから
夢だった、ってことで
全部終わってしまえたら .
「そうやって!元気出せって!」
「何そのテンション」
知らないフリを続けられたら、
どれほど良かったんだろうか .
騒がしい都心東京と隔離されて
すごくクリアに響いた .
と同時にまゆゆの声が
俺の鼓膜を震わせる .
「え?何のこと?」
嘘はついてなさそう、というか
何も分かってなさそうなまゆゆを横目に
ゆるりとふわっちを見る .
するとそこからも
何のこと、との声が .
朝のこんがらがり具合も相まって
ぐわんぐわんと視界が
揺れているような気さえした .
・・・
それから家に入れてもらい
●●のことを
本当に知らないのか聞いた .
それはもうしつこいくらいに .
途中まゆはうんざりしてたし
あの寛大なふわっちでさえ
誰やねん、とうなだれていた .
「...やっぱ明那おかしなってんって、疲れたんやろ」
呆然としたままの俺を見た
ふわっちは顔をゆるめて、
優しく頭を撫でてくれる .
「夢なんじゃない?何があったかはわかんないけど」
その横からも肩に手を置いてくれる
変わらない様子のまゆゆがいて .
張り詰めた息が
すこしばかり少なくなって .
『....ふは』
そうなんだよ .
おかしくなって見ただけの
夢ならそれでいいんだって .
『俺、疲れておかしくなったんかなあ』
無駄でも何だっていいから
夢だった、ってことで
全部終わってしまえたら .
「そうやって!元気出せって!」
「何そのテンション」
知らないフリを続けられたら、
どれほど良かったんだろうか .