二次創作
心底どうでもいい 【segs】
あの日、●●がいなくなった日 .
途端に麦わら帽子が怖くなった .
シン、とした奇妙な雰囲気の駅に
放心状態で一点を見つめる明那 .
その日は●●の誕生日の前日 .
駅を見に来たのだろうと
分かっていたけれど、まさか ,
「....え、は?」
明那の頬には涙が伝っていて
その目線の先には
よく見慣れた麦わら帽子があった .
●●が死んだんだと .
何となく、察した .
この異様な雰囲気で
察するべくを得なかった .
「...まだ高1やで、早すぎるんやない、?」
くしゃり、と染められた
髪の毛を無造作に崩す .
は、は、と笑いなのか
詰まったような苦しさなのか
口から細い息を吐き続けた .
それ以上何かを言おうとすると
目元がじんわり熱くなるから、
唇を噛み締めて俺は、明那の横で
ひたすらに現実逃避を続けた .
・・・
●●が死んだという報告を
施設の人から聞いたとき
やった、と思ってしまった .
ハッとしてゆっくり目線を寄越すと
施設の人は、休んでてね、と
壊れ物を扱うように俺の頭を撫でた .
そんな優しい手が、俺のせいで
みるみる汚れていく気がした .
途端に麦わら帽子が怖くなった .
シン、とした奇妙な雰囲気の駅に
放心状態で一点を見つめる明那 .
その日は●●の誕生日の前日 .
駅を見に来たのだろうと
分かっていたけれど、まさか ,
「....え、は?」
明那の頬には涙が伝っていて
その目線の先には
よく見慣れた麦わら帽子があった .
●●が死んだんだと .
何となく、察した .
この異様な雰囲気で
察するべくを得なかった .
「...まだ高1やで、早すぎるんやない、?」
くしゃり、と染められた
髪の毛を無造作に崩す .
は、は、と笑いなのか
詰まったような苦しさなのか
口から細い息を吐き続けた .
それ以上何かを言おうとすると
目元がじんわり熱くなるから、
唇を噛み締めて俺は、明那の横で
ひたすらに現実逃避を続けた .
・・・
●●が死んだという報告を
施設の人から聞いたとき
やった、と思ってしまった .
ハッとしてゆっくり目線を寄越すと
施設の人は、休んでてね、と
壊れ物を扱うように俺の頭を撫でた .
そんな優しい手が、俺のせいで
みるみる汚れていく気がした .
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