-バックヤード-

柚「無理はせんへーといてなって！」
　「死んだらどうすんのさぁ､！」

柚さんは半泣きになりながら
ぺちっと私の額をデコピンした。

沙懺華「ｲﾃｯ､､､ごめんなさい､､､」

遼「けど、無事で良かったです。」
結衣「無事で良かったぁ、！」

きゃっきゃきゃっきゃと皆んな口々に私の心配をした。
ただ私はすみませんと繰り返していた。

草花「そういえば在最知らん?」
　　「さっきから見当たらんのやけど､､､､」

沙懺華「え、在最さん私より先にバックヤードに､､､」


そう私が言った瞬間、コンビニ方面から

[大文字][太字]ドガｱｱｱｱンｯ![/太字][/大文字]

爆発音が聞こえた。

沙懺華「ｯ⁉︎」


あんだけ大きな音がしたのに
先輩たちは至って普通に

柚「本店の方からか」
遼「結構な音でしたね」
結衣「上からメッセ下ってないな」
草花「頑張るかぁ！」

などと独り言を呟いた。
すると、バックヤードにあった大きなモニターに


[水平線]

[太字]【緊急】[/太字]
[太字]本店方面に大型の怪異発生[/太字]
[太字]直ちに狩ってください。[/太字]


[水平線]


と太文字で映し出された。
それを合図にしたように先輩達はカギを取り出し、
マークのところに刺していった。

沙懺華「あｯ」

それを見て私もカギを刺した。


沙懺華「ｯ、」


周り一体が光に包まれた。