愛しい人を忘れるために彼氏を作ったけど、普通に話してない?
「好き、です。水木」
私の前で、バスケ部の部長である男子先輩が私に告白している。
なんで、こんなことになっているんだろう。
ことは、今朝に遡る。
登校したら靴箱に、
『昼休みに西校舎の美術室前に来てくれませんか? 松井』
と書かれた紙が入っていた。
松井先輩はバスケ部の部長で、イケメン。
顔よし、頭脳よし、性格よしのパーフェクト人間。
そして、[漢字]佳奈[/漢字][ふりがな]かな[/ふりがな]の好きな人だ。
佳奈は私の親友。
高校で初めてできた友達。
だから、手紙が来た時、佳奈には言えなかった。
呼び出されただけで、なんでもないけど、それだけでも佳奈は羨ましいと思うだろうから。
私だったら、イヤだし。
そんな人が、私に告白している。
「えと…少し、待ってくれませんか?」
「もちろん!」
断らなきゃいけないのに。
親友を裏切ることになる。
でも、イケメンを自分のものにできるという思いが、揺らいだ。
私の前で、バスケ部の部長である男子先輩が私に告白している。
なんで、こんなことになっているんだろう。
ことは、今朝に遡る。
登校したら靴箱に、
『昼休みに西校舎の美術室前に来てくれませんか? 松井』
と書かれた紙が入っていた。
松井先輩はバスケ部の部長で、イケメン。
顔よし、頭脳よし、性格よしのパーフェクト人間。
そして、[漢字]佳奈[/漢字][ふりがな]かな[/ふりがな]の好きな人だ。
佳奈は私の親友。
高校で初めてできた友達。
だから、手紙が来た時、佳奈には言えなかった。
呼び出されただけで、なんでもないけど、それだけでも佳奈は羨ましいと思うだろうから。
私だったら、イヤだし。
そんな人が、私に告白している。
「えと…少し、待ってくれませんか?」
「もちろん!」
断らなきゃいけないのに。
親友を裏切ることになる。
でも、イケメンを自分のものにできるという思いが、揺らいだ。