「蕾！…ほら、言ってた祭りだ！…昔、よく一緒に行ったよな…」
「…ごめん、わかんない…でも…大事だったことっていうのはわかる…」
「大事だったこと？」
「うん…なんか最近すごく明助との関係が大事だったって感じがするの…」
「そうか…あ、ほら、りんご飴だぜ！よく蕾が食ってたな…食べるか？」
「うん！食べる！」
「まいどぉ〜」
「いっただっきまーす！」
バリィィィィ！
「おいひっ！」
「お、お前…ハハ、口元ベッタベタ…ふふふ…」
「ちょ、笑わないでよッ！」
「ふふ…ごめんごめん」
（あれ、前みたいになってきてね？）
「もー…あ、花火だって！」
「花火？お」
（これ、アレじゃん…告ったら付き合えるっていう…）
「…ちょっとトイレ行っていい？」
「お、おぉ…行ってこい！」
「うん！行ってくる！」