昔、昔、ある所に「◼️◼️」という男が居たんとさ。
◼️◼️は幼き頃から視覚が無く、「[下線]音[/下線]」だけで過ごしたんだと。



ある日、◼️◼️は気づいたんだ。
「音はこの世で一番偉いモノなんだ」と。
◼️◼️は村中にそういいわたし回ったんだとね。



しかし、人間そう甘くは無いんだな。
音が一番偉いなんて、この村にそんな馬鹿げてる奴はいらねぇさ。
そう考えて◼️◼️を村から追い出したんだとね。



◼️◼️は貧乏だった。
けんど◼️◼️は諦めずに最後まで生きようと決心した。
だが現実とは幸せから程遠く、◼️◼️は若死したんだろと。


さぁて、これで◼️◼️の願いはタネとなり、チリとなり、消え去ったか？
現実もそう甘くはぁ無い。
◼️◼️んの夢を何十年、何百年も後に叶えたものがいるんでぇ。




「音を聴くのがどれだけ高価なものか、お前らは知らないのか？」



この一つの投稿が世界を変えちまったんだ。
総理大臣が納得し、大統領まで納得しちまった。
そぉして世界は「音」が一番偉いっちゅう考えを持つ世界になっちまったんだ。


馬鹿げた世界だ？おかしい世界だ？
そうかも知れねぇ、だがな。
「十人十色」っていうだろ？
世の中には色々な考えを持つ人間が沢山いるっちゅうわけさ。



そんな世の中で、必死に生きていく若者も。
また◼️◼️のように、若死にするんだろかね。



音を崇めよ、音を無料で聞けば殺される。
何にも聞こえない世界で生きよ、若者達よ。
この変わった、世界中でどう生きるか。


「「それは君たち次第で変わるんだぜぇ？」」