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このお話はフィクションです。
実際の団体、お店などに関係はありません。

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ただいまヤクザ、修行中!!

#9


 ご飯を食べ終わったら、俊さんが
「屋敷、案内するよ」
と言うため、お言葉に甘えさせてもらおう…。

 「門から入って玄関の右側が、俺たちの部屋とかがある。
反対の左側が、組長や若が住んでいるところだ。
玄関の奥の部屋が大広間な」
「なるほど」
思っていたよりも、作りは複雑じゃなかった。

 「俺たちは全国で1万人を超える、尾田組だ。
この屋敷はその本部で、三十人くらいが住んでる。
 トップは尾田光組長だ。
毎週月曜日の朝礼で、お目にかかることができるはず。
 次が若。
司さんと言って、長男だ」
「もう会いました」

「ああ、そうだったな。
次男が仁。
三男が冬馬というが、冬馬さんは、俺は一度も見たことがないんだ」
「どうしてですか?」
「部屋から出てこないんだ。
ご飯とかは全て若が持って行ってるらしい」
要するに、引きこもりってわけか。
 にしても司さん、過保護すぎない?

 屋敷をぐるっと回って、食堂に戻ってきた。
「尾田組は暴力的なことは一切しない。
この街の平和と、市民の安全を第一とするヤクザグループだ」
「そ、そうなんですね…」
そんやヤクザ、いるんだ。
みんな喧嘩してるだけなのかと思ってた。

 「外の仕事する外組と、屋敷のことをする内組にわかれてるけど、
夕菜はどっちがいい?」
そんなの、絶対内組でしょ。
「内で」

「了解。内と外はいつでも変えれるから、変えたくなったら言ってな。
それと、内具の仕事は全部で4個あるんだ。
掃除組、料理組、情報組、洗濯組だ。
料理組っていうのは組長とかに出す料理で、
さっきの朝ごはんとかは、当番制で作ってるんだ。
どれがいい?」
「洗濯…が、楽そう」
「どうだろ?
どれも楽しいよ。
これも、いつでも帰れるからね。
じゃあひとまず、夕菜は掃除組で」

「ありがとう。俊さんはどこなの?」
「俺は内組の料理組だ」
「え、料理!?」
そんなの、絶対できないじゃん!
「うん。楽しいぜ!」
「へぇ〜」
こんなガタイといい人が料理って、面白いな。

2025/05/10 13:55

あちゃぱ ID:≫ 2.0XvDvCgJqrM
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