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このお話はフィクションです。
実際の団体、お店などに関係はありません。

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ただいまヤクザ、修行中!!

#64


 「家事の中、君とお父さんは生き残ってしまった。お父さんは病院で始末した。しかし、君は殺し損ねてしまったのだよ。1人の恥は一家の恥。
さあ、最後のteaだよ」

殺そうとしている。
この人は、私を殺したいんだ。
目の前に置かれた紅茶が、揺れ動いている。

九条が何をしているのかも、お父さんがなんで抜けたのかもわからない。
だけど、私は死にたくない。
コイツなんかに殺されるなんて、嫌だ。

「飲まないよ」
「知らないのか?お前のような人間は、この世にいらないんだよ」
「こんな風に人を殺して、何が楽しいの?」
「楽しい?楽しいさ。
お前たちのような、俺たちに逆らう奴らを殺せば、この街は、この世は、俺の思い通りになるんだ。最高だろ?」

意味わかんない。
人の命を、なんだと思ってるの?

 「最低だよ、あなた」
「は?」
九条の眉間に皺がよった。
やば。
怒らしちゃった。
でも、私の口は止まらない。

「人はみんな、誰かの役に立ってるし、価値があるんだよ。
この世に入らない人なんていない。あ、でも1人いるか。
あんたみたいな人の命を大切にしない人こそ、この世にいらないよ!」
「キサマ…!」

 あ、やばいかも。
九条は自分の紅茶のカップを振りかぶった。

 その時、

ガンッ

九条の体が後ろに崩れた。

「賢治…!?」
本庄さんが、九条の体を押したんだ。
え、なんで!?

 「お褒めいただき、ありがとうございます。私、演技は一流なので」

「よくやった、本庄」
私の後ろに、若、仁さん、そして僚太の姿があった。

「はぁ…見つけるの苦労したなぁ」
僚太は汗で濡れた前髪をかき上げて、冷たい目で九条を見た。

2025/05/25 14:51

あちゃぱ ID:≫ 2.0XvDvCgJqrM
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