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このお話はフィクションです。
実際の団体、お店などに関係はありません。

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ただいまヤクザ、修行中!!

#48


 『これから、よろしくおねがいします!』
本庄さんが、尾田組に初めて来た日。
『私っ年下だし、なんにもわからないしっ敬語…』
『じゃあ、よろしくね、夕菜!』
『うん!』

 『おかえり、夕菜!』
『ただいま。桜、ちっちゃったね』
『本当。早いね〜』

 『本庄さん、宿題でちょっとわからないところがあって…』
『ん?どれどれ…?』

『本庄さん!』


 冷たい涙が、頬を伝って、枕に落ちた。
布団に入っても、眠れない。
思い出してしまう。

諦めて、少し散歩することにした。
屋敷内だし、パジャマのままで、外に出た。

廊下は真っ暗だけど、月明かりでよく見えた。
あんまり音を立てないように、縁側を歩く。
「はぁ…」

半周くらい回った時、ふと目についた、中庭の倉庫。
噂だと、なにも入っていないらしい。
コンクリートでできた、シャッター付きの倉庫。
結構大きいけど、本当は何が入っているんだろ?

裸足だけど、土に埋められた石をつたって、倉庫の近くまで行ってみる。
中から、人の声が聞こえた。
1人じゃない。
大人数の。

作者メッセージ

ま、ままままさか…!?

2025/05/20 16:41

あちゃぱ ID:≫ 1.5LHN/5O97I6
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