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このお話はフィクションです。
実際の団体、お店などに関係はありません。

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ただいまヤクザ、修行中!!

#46


 「夕菜と一緒にいたりくって子」
嘘…。
りくさんが…?
「嘘、でしょ?」

いつもみたいに、うっそぴょーんと言ってほしい。
しかし、僚太は暗い顔で俯いた。

ぽたり

布団に、私の涙が落ちた。
声も出ない。
ただ水が目から流れるだけの涙。
感情が、ごちゃごちゃで何も考えられない。
ただ、涙が流れ落ちるだけだった。

 次の日には、私は仕事に復帰した。
気持ちは落ち着かないけど、警備などに人手が待っているから、働かないと屋敷が回らない。

屋敷の中は、騒がしかった。
みんなが慌ただしく働いていて、時々聞こえる「〇〇が!」と言う声。
それは昼も夜もで、私は全然眠れなかった。

そんな私を気遣っているのか、僚太が毎晩の夕食の時に声をかけてくれる。
私の右腕には前を同じ包帯を巻いているけど、やっぱりまだジンジンする。

廊下が爆破されたのは、屋敷の左側。
廊下はすぐに修繕されたけど、警備が厳しくなった。

それらしい人は捕まったらしいけど、あんまりパッとしないらしい。
はぁ。
早く終わらないかな…。

2025/05/19 17:10

あちゃぱ ID:≫ 1.5LHN/5O97I6
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