ただいまヤクザ、修行中!!
[大文字]第四章[/大文字]
「夕菜〜!」
「どうしたの?萌ちゃん」
「数学の小テスト、0点だったの〜」
「ええ!?」
あんなに頑張ってたのに?
「採点ミスないか見ようか?」
「お願いします…」
私は萌ちゃんから小テストを受け取り、チェックを始めた。
萌ちゃんは高校で初めてできた友達だ。
入学式の次の日、始業式の帰り道でばったり出会って、「あ、クラスで見たことあるかも…」と声をかけて意気投合したの。
おっちょこちょいでいい加減だけど、私を褒めても、怒ってもくれる、いい親友だ。
私が小テストを見ていると、萌ちゃんは私の顔をじいいいっと見ていた。
「な、何かついてる?」
「いや?夕菜、なんか隠してるでしょ」
ギクッッ。
実は、ヤクザになったこと、萌に入ってない。
5駅も隣の街の学校で、萌の家はこの近くだから街で会うことはない。
なんて言われるか怖いし、絶好ってなっても怖い。
萌の性格上、なら無さそうではあるけど…やっぱり怖い。
「な、なんで…?」
「お肌ツルツルだもん。食事抜きがなくなったとしても、そうはならないよ」
「なんでだろう…」
思わず裏声になってしまう。
「わかった!?」
「え!?」
ば、バレた!?
萌ってもしかしてエスパー?
「夕菜、恋してるでしょ!」
「こ、い?」
「うん。そうか〜、夕菜もそんな年頃か〜」
恋?
誰に?
私が?
「絶対違うよ」
「いいいいや!絶対にそう。そんな顔してる」
そんな顔ってどんな顔よ。
「で、誰?」
いや、私もわかんないんだけど。
「ま、まだちょっと…」
「まだちょっ?」
「わかんないですぅ…」
「えええええええええええ!!自覚してると思ってた。まじか…[小文字]夕菜って鈍感?[/小文字]」
「ん?」
「いやっなんでもない!誰かわかったら教えてね。クズだったら殴りに行く」
ええ…。
萌、強い…。
「夕菜〜!」
「どうしたの?萌ちゃん」
「数学の小テスト、0点だったの〜」
「ええ!?」
あんなに頑張ってたのに?
「採点ミスないか見ようか?」
「お願いします…」
私は萌ちゃんから小テストを受け取り、チェックを始めた。
萌ちゃんは高校で初めてできた友達だ。
入学式の次の日、始業式の帰り道でばったり出会って、「あ、クラスで見たことあるかも…」と声をかけて意気投合したの。
おっちょこちょいでいい加減だけど、私を褒めても、怒ってもくれる、いい親友だ。
私が小テストを見ていると、萌ちゃんは私の顔をじいいいっと見ていた。
「な、何かついてる?」
「いや?夕菜、なんか隠してるでしょ」
ギクッッ。
実は、ヤクザになったこと、萌に入ってない。
5駅も隣の街の学校で、萌の家はこの近くだから街で会うことはない。
なんて言われるか怖いし、絶好ってなっても怖い。
萌の性格上、なら無さそうではあるけど…やっぱり怖い。
「な、なんで…?」
「お肌ツルツルだもん。食事抜きがなくなったとしても、そうはならないよ」
「なんでだろう…」
思わず裏声になってしまう。
「わかった!?」
「え!?」
ば、バレた!?
萌ってもしかしてエスパー?
「夕菜、恋してるでしょ!」
「こ、い?」
「うん。そうか〜、夕菜もそんな年頃か〜」
恋?
誰に?
私が?
「絶対違うよ」
「いいいいや!絶対にそう。そんな顔してる」
そんな顔ってどんな顔よ。
「で、誰?」
いや、私もわかんないんだけど。
「ま、まだちょっと…」
「まだちょっ?」
「わかんないですぅ…」
「えええええええええええ!!自覚してると思ってた。まじか…[小文字]夕菜って鈍感?[/小文字]」
「ん?」
「いやっなんでもない!誰かわかったら教えてね。クズだったら殴りに行く」
ええ…。
萌、強い…。