- 閲覧前にご確認ください -

このお話はフィクションです。
実際の団体、お店などに関係はありません。

文字サイズ変更

ただいまヤクザ、修行中!!

#32


 三十分後。
ようやく話が終わったみたいで、僚太が私のもとにやってきた。

「ごめん。おまたせ」
「…」
「ごめんって!さ、いこ?」
いこって?
またどこかにいくの?

 次に来たのは、町の商店街だ。
駅の改札を出てすぐある、歴史のある商店街。
大通りの方にスーパーはあるけど、この近くの人はみんな商店街で買い物をする。
私もよくここに来る。

 「おっ夕菜ちゃん!久しぶりだねぇ。元気にしとるかい?」
「夕菜ちゃん!これ持ってきな!なに、あまりものだよ!!」
「夕菜ちゃん!」

ここに来ると、あったかい気持ちになる。
商店街のみんなが優しくて、よくしてくれる。

まあ、私は天涯孤独っていうレッテルがあるからなんだけど。

 商店街を歩きながら、私は僚太にいろいろ質問した。
そうだ。
私はこの人のことをよく知らない。
知っているのは、尾田組の風来坊ってことだけだ。

 「僚太っていくつ?」
「20」
えっウソ!
3歳しか上じゃなかったんだ。

 「どこの組に所属してるの?」
「は?尾田組に決まってるじゃん」
「そうじゃなくて、内組とか、外組とかの」
「…内組の情報組」
「へぇーー!」
すっごく意外。
外組っぽい顔してるのに。

「情報組ってなにしてるの!?」
 「…僕のことはいいからさ、僕、夕菜のこと知りたい」
え、私?

「でも僚太、私のこと色々調べたんでしょ?」
「そうだけど…例えば、好きな色は?」
「……みんな好きだよ」

好きな食べ物とか、好きな〜って答えるのは苦手だ。
好きなものなんて、何。
私なんかが言ったところで、どうにもならないし。

 「夕菜、着いたよ」
僚太に声をかけられて、私は自分が下を向いていたことに気がついた。

 顔を上げると、そこはー

2025/05/14 18:28

あちゃぱ ID:≫ 2.0XvDvCgJqrM
続きを執筆
小説を編集

パスワードをおぼえている場合はご自分で小説を削除してください。(削除方法
自分で削除するのは面倒くさい、忍びない、自分の責任にしたくない、などの理由で削除を依頼するのは絶対におやめください。

→本当に小説のパスワードを忘れてしまった
▼小説の削除を依頼する

小説削除依頼フォーム

お名前 ※必須
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
削除の理由 ※必須

なぜこの小説の削除を依頼したいですか

ご自分で投稿した小説ですか? ※必須

この小説は、あなたが投稿した小説で間違いありませんか?

削除後に復旧はできません※必須

削除したあとに復旧はできません。クレームも受け付けません。

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL
/ 51

コメント
[13]

小説通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

※できるだけ具体的に記入してください。
特に盗作投稿については、どういった部分が元作品と類似しているかを具体的にお伝え下さい。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
小説のタイトル
小説のURL