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このお話はフィクションです。
実際の団体、お店などに関係はありません。

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ただいまヤクザ、修行中!!

#29

番外編④

番外編④、始まります!!
[水平線]

 翠姐さんの出来事があってから、俺と兄貴の中がよく、なってもいなかった。
言い合いも喧嘩もするし、兄貴は親父に「暴走すんな」と怒られていた。

かという俺も、授業中にスマホ見て、抜け出したからコテンパンに怒られた。

冬馬は相変わらず引きこもって、兄貴にご飯を届けてもらってる。
あそこ、なんか仲良いよな…。

 「こ、こんにちは…」
翠姐さんが家に来るのは2回目だ。
兄貴はちゃんと告白して、付き合うことになったらしい。
「翠」
「司!」
翠姐さんは兄貴を見ると、パッと顔が輝かせる。
あんなやつの、どこがいいんだか。

 今日は翠姐さんの歓迎と、兄貴のお祝い(つきあっただけなのに?)も兼ねて、夕食でパーティーが開かれることになった。

料理組が張り切って、高級料理屋みたいな飯が出てきた。
お上品になんか食べないけど。

冬馬は来なかったが、尾田組の本部に住むほぼみんなが集まった。
珍しい、僚太もちゃっかり椅子に座っていた。

 「祝だーーーーー!!!!」
兄貴が盃を掲げて(成人していない)、パーティーが始まった。

俺も成人なんかしていないけど、ちょっとだけお酒を飲ませてもらった。
「うえ、まず」
「ハハハハハっ!!坊はまだやなぁ!」
 む、と顔を顰めると、翠姐さんと目が合った。
姐さんはペコっとした。
うん、可愛い。

 ゴツンッ
来ると思った。
けど、こんなに真上からとは思ってなかった。
「俺の彼女に手ェだすんじゃねぇよゴラ!」
 見上げると、赤い顔をした兄貴がゲンコツをわなわなさせていた。
ああ、これもう、デキてるわ。

 パーティーは朝方まで続いた。
続いていると言っても、酔っ払いのじいさんたちが居座っているだけだが。
俺は早々に帰り、明日も学校だし、早く寝た。

 朝。
屋敷に泊まったらしい翠姐さんが玄関に立っていた。
兄貴もいる。
見送りかな。

「やっぱウチに住まない?」
「ちょっと、早いんじゃない?」
いや、早すぎるだろ。
早い男は嫌われるぜ〜。

 「あっ仁くん!」
「ん?」
「あの時は、助けてくれてありがとう!!」
うわマジか、結構嬉しいぞ、これ。
 「どういたしまして、姐さん」
姐さんと呼ぶと顔が赤くなる。
その後ろで俺にさっきを向ける男。
これは楽しいぜ!

 「邪魔」
「うわっ僚太!姐さんにその言い方はないでしょ!
ってすごい頭!」

僚太はいつもの黒いパーカーに黒いダボダボズボン、黒いスニーカーのしゃれた格好だが、髪がボサボサだった。

 「翠、こいつは僚太だ」
「あはようございます。僚太…くん!」
「…」
えっえええっ
「僚太っおまっ無視すんなよ!」
 俺の声など梅雨知らず。
僚太はさっさと外に行ってしまった。

姐さんもポカン…と目を丸くしている。

「あっ気にするなよ!あいつは女嫌いだから!!
昔、大人の女に絡まれたことがあって、それからなんだ」
え。僚太ってそんな過去あったんだ。
知らなかった。

「全然大丈夫だよ!じゃあ、私もそろそろ行くね!」
「あっ俺も時間やばい!!」

俺は学校に向けて走り出した。

作者メッセージ

こんばんは!
とうとう番外編も④になりました。
閲覧のスピードを落ちていて…とほほ。。。

でも、こんあにたくさんの方に見ていただいたと言う証として、
番外編を出させていただきます!!

今後も、よろしくお願いします!!!!

2025/05/13 20:03

あちゃぱ ID:≫ 1.5LHN/5O97I6
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