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このお話はフィクションです。
実際の団体、お店などに関係はありません。

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ただいまヤクザ、修行中!!

#21


[大文字]第三章[/大文字]

 洗濯組は楽そうだと思ってた。
だって、洗濯機ピッって押して、干すだけだし。

 全然違った。
まさか、手洗いだなんて。

 「夕菜ーこれ届けてきてくれー!!」
「はい!」
『洗濯場』と呼ばれる場所から、名前を呼ばれた。
ここで暮らし始めて一ヶ月。
もうだいぶ、暮らしに離れた。

 洗濯場というのは、その名も洗濯をするところ。
屋敷中から集まって洗濯物を、大きなタライで洗っていくのだ。
洗濯場は裏庭にあり、角には大きな井戸がある。
たくさんのタライと人手で、順中に洗っていく。
 その後に干すのだが、洗濯する前にも仕事がある。

 この本部の屋敷には三つのお風呂がある。
一つは左側にある、組長たちの大浴場。
あとの二つは男女別の、私たちの大浴場だ。
 組長たちの大浴場は見たことがないけど、私たちのお風呂も結構大きいから、もっと大きいだろうな、と思う。

 その三つの大浴場に集められた洗濯物。
カゴは四つあって、急いで洗うもの、汚れているもの、気をつけて洗うもの、その他に分けられる。
ここに住むみんなはそれをしっかり守って分別してくれるから、あとはそれを洗濯場まで運ぶだけだ。

 綺麗になった服を、長い物干し竿にかけていく。
この作業が大変で、叩いて、かけて、止める。
物干し竿は高い場所にあるから、腕が疲れる。

 乾いたら洗濯組全員で取り入れる。
バケツリレーで、洗濯組の部屋に積み上げていく。
 次は、誰の洗濯物か分けるグループ、それを畳むグループにわかれる。
服には名前を書くのが必須で、書いていなかったらもどってこない。
特徴のある服だったら、「これあいつじゃね?」ってなることもある。

 最後は綺麗に畳まれた服を名前の書かれたカゴに入れて、それぞれの部屋に持っていく。
部屋は3人部屋で、三つ重ねて持っていくのが普通だ。
めっちゃ重いけど。

 「これは…山さんのグループの部屋か。
よっこらせっ!!」
しっかり腰からあげないと、カゴから転けてしまう。

夜出された洗濯物を朝洗って干し、次に日の夕方には戻ってくる。

 毎日へとへとで、自分の部屋に戻ったら倒れるように眠っている。
ルームメイトは優しくて、そっと私に掛け布団をかけてくれるのだ。

2025/05/11 16:38

あちゃぱ ID:≫ 1.5LHN/5O97I6
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