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このお話はフィクションです。
実際の団体、お店などに関係はありません。

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ただいまヤクザ、修行中!!

#19

番外編② 出会い(僚太side)

 やっと一仕事が終わって、久しぶりに部屋の外に出た。
静かな廊下。
まあ、この辺はいつも静かだな。

部屋から出て、靴を取り、廊下を歩く。
右に曲がって、玄関を出た。

ピカっと太陽が俺を照らす。
「あーまぶしー」

 当てはないが、とりあえず歩いた。
歩くと、固まっていた筋肉や骨がが動き出し、気持ちいい。
いつまでも、こんなことしてちゃダメなんだけどな。

 今日は、上の方に登ることにした。
坂道を登るのは、いい運動になる。
ほどよい負担が、ちょうどいいらしい。
ってなんか俺、おじいちゃんみたいだな。

 「おーきれー」
上の方から見た、久しぶりの生の夕日は、綺麗だった。
光、というよりは、街全体が赤い海に飲まれてしまったような、そんな感じだった。

 帰り道、小さな公園の横を通ったら、ベンチに女の子が1人座っていた。
セーラー服を着ているから、中学生か高校生かな。
そばに自転車があるから、すぐそこの塾とかの帰りだろう。
 女の子の方は小刻みに揺れている。
泣いてる。

普通だったら、ほっとくけど、今日は久しぶりに外に出たから声をかけてしまった。
 女の子は俺を見てめっちゃビビってた。
俺、みんなほど怖いみたいめしてないし。
フツーの若いお兄ちゃんだし。

 「これさ…」
女の子は右の腕の袖を上げていて、右腕には火傷の痕があった。
あーね、なんかあったのね。
まあ正直、火傷の痕は興味がない。
 じゃなくて、女の子の右腕の火傷の上には、無数の字があった。
薄くなってるのもあるし、赤紫に腫れているものある。

名前を聞いたら、俺の予想は正解だとわかった。
 それは、クズ親の家のことだ。
前からおかしいと目をつけていた家。
あそこは娘が1人いるが、親戚の娘も住んでいた。
近所の人たちからも、親戚の方への待遇がおかしいと報告を受けている。
 蓋を開けてみれば、虐待だった。

俺は尻尾を掴むためにも、夕菜を保護するためにも、家に連れて帰った。
 に、しても、代紋に似てるとか、適当なウソすぎるよな。
全然似てないし。

司さんに事情を話したら、あっさりと了承してくれてた。
この人、乱暴なのに優しいのやめてほしい。

明日は、さっそく尻尾を捕まえに行こう。

作者メッセージ

こんにちは!
番外編、どうでしたか?

僚太の素顔が少しだけ、明らかになりました。
一人称が僕→俺になってるの、怖い…。

ではみなさん、引き続き応援よろしくお願いします!!!!

2025/05/11 15:57

あちゃぱ ID:≫ 1.5LHN/5O97I6
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