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このお話はフィクションです。
実際の団体、お店などに関係はありません。

ちょっと最近はグロ注意です。

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ただいまヤクザ、修行中!!

#76


 「おはよう、夕菜」
私が起きると、髪をバッチリセットした桜が言った。
葵が桜のアイロンを奪おうと手を伸ばしている。
「ふわぁあ。おはよう…」

 桜、葵は私のルームメイトだ。
どの部屋に入るか決める時、一応同性のところにはいった。

桜は料理組、葵は外組の見回り組に所属している。
部屋でしか会うことがないけれど、2人ともすごくいい子!!

 葵と朝ごはんを食べいくことになった。
桜は朝ごはんを作りに、先に行ってしまった。

角を曲がったら、ぬっと誰かがいることに気がついた。
「あっごめんなさい!」
とっさに足を止める。
「あれ、新しい女の子だ!」

顔を上げると、そこには美人なお姉さんがいた。
水色のワンピースを綺麗に着こなしていて、化粧も綺麗。
何より、いい香りがした。

 「翠」
女の人の奥の廊下から、声が聞こえた。
確かそっちは左側、組長たちがいる部屋だ。
と、いうことは…。

「司!」
若だった。
私と葵は急いで頭を下げる。

「いや、いい。こっちはプライベートだから」

「こんにちは!翠です!」
「俺の彼女だ」

え、ええ!えええええ!!
若、彼女いたんすね…。
しかもこんな美人、

「えっと…あなたは新しい子?」
「は、はい。夕菜と言います」
「夕菜ちゃん!よろしくね!」
「こいつは僚太が連れてきたんだ」
「えっ僚太くんが?」
「ああ」

「ってことは、僚太くんの彼女!?」
「ちっ違います!!」
「夕菜…そうだったの…?」

あああああ!
葵が疑ってる!
ど、どどどどうしよう!!!!

2025/06/19 16:25

あちゃぱ ID:≫ 2.0XvDvCgJqrM
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