ちくわの穴を覗いたら
#1
僕は月針(つきはり)小学校1年生の蒼風来斗(あおかぜ らいと)!
僕の学校ではちくわの穴の話をよく耳にする
僕はその話をへぇーと聞いていただけで別に興味はなかった。
けれど…今日学校に戻った時。
____数時間前____
「なぁ来斗。ちくわの穴の都市伝説って知ってるか?あれやべーらしいぞ。なんたってちくわの穴を覗いたらあの世行きらしい…実際隣のクラスの灰谷もちくわの穴をを覗いて姿を消したって。」
そう話しかけてきたのは僕の前の席の深澤星夜(ふかざわ せいや)だ。
「へぇーそうなんだ。」
僕はそんなものただの嘘の話だと思いそっぽを向いた
「おい、来斗。おめぇ怖くねぇのかよ?」
「別に、そんなの嘘に決まってんじゃん」
「じゃぁ今日家に帰ったらちくわの穴覗けよな!」
「わかったよ、やってみせるからな!」
そう言い僕は学校を出て家に向かった。
「あ、おかえり来斗!今日のおやつちくわよ」
な、なに。ちくわだと…
「あ、あはは。母さんありがとう。」
ど、どうしよう。ちくわの穴を覗けって言われたけども僕怖がりだし、灰谷みたいになったらどうしよう。でもやるしかないよな
そして僕はちくわの穴を覗いた。
ん、眩しい。あ!何か見えたぞ。
そこにはこう書いてあった
『ようこそちくわの中の世界へ。これからあなたをちくわの中のに連れて行ってあげましょう。』
「ちくわの中の?なんだそれ」
そう僕が独り言を呟いた時、ちくわの穴からスッーという音がして、穴の中に僕は吸い込まれた
「う、うぅここはどこだ。」
「ようこそちくわの中の世界へ。」
「え?誰。」
「申し遅れました。私はちくわの中の世界案内人の竹 輪(たけ りん)です。よろしく」
「よ、よろしくお願いします」
「さぁ早速だがちくわの穴の世界を案内しよう。まずはこっちだ。ここは魚を獲る場所だ」
「へぇーすごい。この魚たちはどうなるの?」
「それはですね。私たちのようにちくわになるのです」
「ふーん。そーなんだ」
「ところであなたにこれを授けましょう。これは背黄青鸚哥と言って迷った時に助けてくれます。ではこれから蒼風さんは1人でここを回っていただくことになります。では」
「おい、ちょっと待て!回るってどう言うことだよ」
そう言い竹さんはスッと姿を消した
その時だった。手に乗せられたインコがパタパタと動きあーあーと鳴き始めた
「うわ!びっくりしたー。ところで迷ったらどうにかしてくれるんだよね。助けてよ」
「やぁ蒼風来斗。僕が案内しよう。」
(なんだこいつはインコのくせに喋るのかよ)
「来斗こっちに来い。」
「ここは本当は来ては行けない世界なんだ」
「え?どう言うこと?」
「実は俺も君たちが住む世界から来たんだ。そして魔法をかけられ、このように案内役とされている。だから君は早く逃げたほうがいい」
「でもなんで?それはインコだけでしょ?」
「いや、俺はこの前見たんだ。人間が…」
僕の学校ではちくわの穴の話をよく耳にする
僕はその話をへぇーと聞いていただけで別に興味はなかった。
けれど…今日学校に戻った時。
____数時間前____
「なぁ来斗。ちくわの穴の都市伝説って知ってるか?あれやべーらしいぞ。なんたってちくわの穴を覗いたらあの世行きらしい…実際隣のクラスの灰谷もちくわの穴をを覗いて姿を消したって。」
そう話しかけてきたのは僕の前の席の深澤星夜(ふかざわ せいや)だ。
「へぇーそうなんだ。」
僕はそんなものただの嘘の話だと思いそっぽを向いた
「おい、来斗。おめぇ怖くねぇのかよ?」
「別に、そんなの嘘に決まってんじゃん」
「じゃぁ今日家に帰ったらちくわの穴覗けよな!」
「わかったよ、やってみせるからな!」
そう言い僕は学校を出て家に向かった。
「あ、おかえり来斗!今日のおやつちくわよ」
な、なに。ちくわだと…
「あ、あはは。母さんありがとう。」
ど、どうしよう。ちくわの穴を覗けって言われたけども僕怖がりだし、灰谷みたいになったらどうしよう。でもやるしかないよな
そして僕はちくわの穴を覗いた。
ん、眩しい。あ!何か見えたぞ。
そこにはこう書いてあった
『ようこそちくわの中の世界へ。これからあなたをちくわの中のに連れて行ってあげましょう。』
「ちくわの中の?なんだそれ」
そう僕が独り言を呟いた時、ちくわの穴からスッーという音がして、穴の中に僕は吸い込まれた
「う、うぅここはどこだ。」
「ようこそちくわの中の世界へ。」
「え?誰。」
「申し遅れました。私はちくわの中の世界案内人の竹 輪(たけ りん)です。よろしく」
「よ、よろしくお願いします」
「さぁ早速だがちくわの穴の世界を案内しよう。まずはこっちだ。ここは魚を獲る場所だ」
「へぇーすごい。この魚たちはどうなるの?」
「それはですね。私たちのようにちくわになるのです」
「ふーん。そーなんだ」
「ところであなたにこれを授けましょう。これは背黄青鸚哥と言って迷った時に助けてくれます。ではこれから蒼風さんは1人でここを回っていただくことになります。では」
「おい、ちょっと待て!回るってどう言うことだよ」
そう言い竹さんはスッと姿を消した
その時だった。手に乗せられたインコがパタパタと動きあーあーと鳴き始めた
「うわ!びっくりしたー。ところで迷ったらどうにかしてくれるんだよね。助けてよ」
「やぁ蒼風来斗。僕が案内しよう。」
(なんだこいつはインコのくせに喋るのかよ)
「来斗こっちに来い。」
「ここは本当は来ては行けない世界なんだ」
「え?どう言うこと?」
「実は俺も君たちが住む世界から来たんだ。そして魔法をかけられ、このように案内役とされている。だから君は早く逃げたほうがいい」
「でもなんで?それはインコだけでしょ?」
「いや、俺はこの前見たんだ。人間が…」
/ 1