日本を変えるぜ!都道府県会議
「ハッ!しまった、うっかり寝てしまった!勉強…とその前に、ここは…?教…室…?」
大喜はどこか教室のようなところで寝ていた。しかも、ひどく彼女の学校の教室に似ている。窓は全開になっていて、そこから優しい風と柔らかい光が差し込んでいる。ガタッと席を立ち、歩く。
「ん…?僕、こんなに、背が高かったっけ?ん…⁉ぼ、僕⁉」
一度引っかかると次から次へと疑問が湧いてくる。
「て、手洗い所の鏡見よう」
造りまで学校に似ているので、ひとまず鏡を見てみることにする。そこに写っていたのは、
「…あれ?お、と、こ⁉」
そこに居たのはスッキリした顔出ちの男の子だった。茶髪の点は変わらないが、それ以外はほとんど違う。
「いや、どういうこと、ちょっと待って。これは絶対に何かのドッキリだ。きっとそうだ。うん、そうに違いない」
大喜はそう言いながらもう一度鏡を覗き込む。だが、何も変わらずに、男の子はいる。その時、背後から足音がした。
「誰?」
大喜はびっくりして振り返る。そこに居たのは、背が高くなった大喜よりも背の高い男の子だった。
「あっ、来ていたんですね!よろしくお願いします」
「⁉」
大喜は困惑する。誰、この人。なんで、知ってるの。大喜のその様子を見て、彼が苦笑いをする。
「あー、名乗り忘れていました。僕の名前は、[漢字]白川 郡上[/漢字][ふりがな]しらかわ ぐじょう[/ふりがな]。君をここに呼んだのは、僕だよ。こっちが名乗ったんだ。君も名乗ってよ」
急にタメ口になって少しイラッとする。絶対に答えてやるまいと思ったのだが、口が勝手に動き出す。
「僕の名前は、[漢字]三島 大和[/漢字][ふりがな]みしま やまと[/ふりがな]…、って、大和⁉」
大喜は頭を抱えてしゃがみ込んだ。
大喜はどこか教室のようなところで寝ていた。しかも、ひどく彼女の学校の教室に似ている。窓は全開になっていて、そこから優しい風と柔らかい光が差し込んでいる。ガタッと席を立ち、歩く。
「ん…?僕、こんなに、背が高かったっけ?ん…⁉ぼ、僕⁉」
一度引っかかると次から次へと疑問が湧いてくる。
「て、手洗い所の鏡見よう」
造りまで学校に似ているので、ひとまず鏡を見てみることにする。そこに写っていたのは、
「…あれ?お、と、こ⁉」
そこに居たのはスッキリした顔出ちの男の子だった。茶髪の点は変わらないが、それ以外はほとんど違う。
「いや、どういうこと、ちょっと待って。これは絶対に何かのドッキリだ。きっとそうだ。うん、そうに違いない」
大喜はそう言いながらもう一度鏡を覗き込む。だが、何も変わらずに、男の子はいる。その時、背後から足音がした。
「誰?」
大喜はびっくりして振り返る。そこに居たのは、背が高くなった大喜よりも背の高い男の子だった。
「あっ、来ていたんですね!よろしくお願いします」
「⁉」
大喜は困惑する。誰、この人。なんで、知ってるの。大喜のその様子を見て、彼が苦笑いをする。
「あー、名乗り忘れていました。僕の名前は、[漢字]白川 郡上[/漢字][ふりがな]しらかわ ぐじょう[/ふりがな]。君をここに呼んだのは、僕だよ。こっちが名乗ったんだ。君も名乗ってよ」
急にタメ口になって少しイラッとする。絶対に答えてやるまいと思ったのだが、口が勝手に動き出す。
「僕の名前は、[漢字]三島 大和[/漢字][ふりがな]みしま やまと[/ふりがな]…、って、大和⁉」
大喜は頭を抱えてしゃがみ込んだ。