二次創作
《 洒落怖怪異パロ 》 ⚠ 怪異ですか ? 駆逐します 。
― ― ―
ボスから衝撃の決断を下された私たちは 、
エレベーターに乗って階下に戻っていた 。
柚 「 … なんや拍子抜けやったなあ 」
優也 「 … だね 」
二人しかいないからか 、 優也の口調が緩む 。
こっちの方が堅苦しくなくて良いのだが 。
肝心のミミは交戦した館に居るが 、 今から迎えに行く予定だ 。
優也に一緒に行くか聞くと 、 仕事が残っているので辞めておくとのことだった 。
優也 「 んじゃ 、 僕はここで 」
柚 「 お ― 、 また帰りにな 」
優也 「 うん 」
そう返答して柔らかく微笑むと 、
優也は相変わらずの良い姿勢でエレベーターを降りて行った 。
柚 「 __ さて … 」
優也が居ないなら 、 アイツを連れて行くか 。
― ― ―
? 「 え 、 僕を連れて行くってェ ? 」
柚 「 なんべんも同じこと言わせんな 。 そうや言うてるやろ 」
? 「 怖いなァ 、 そんな顔しないでよォ 」
へらりと笑ったのは 、 私と二等捜査官である 「 [漢字]鴻[/漢字][ふりがな]こう[/ふりがな][漢字]上[/漢字][ふりがな]じょう[/ふりがな] [漢字]二[/漢字][ふりがな]じ[/ふりがな][漢字]朗[/漢字][ふりがな]ろう[/ふりがな] 」 ・
笑顔は柔らかいが 、 口元からは凶悪なギザ歯が覗いている 。
二朗 「 まァいいよォ 。 丁度ヒマしてたし 」
柚 「 暇や言うて 、 どうせ書類サボっとっただけやろ 」
二朗 「 せいかァい 」
私は二朗が支度を終えるのを待たずに 、 溜め息を吐いてから踵を返した 。
後ろから二朗の慌てた声が届く 。
二朗 「 あ 、 ねぇ待ってよォ ! 」
― ― ―
柚 「 ミミ ― ? 居るか ? 」
開けたエントランスに呼び掛けると 、 ぐわんと声が響いた 。
二朗がきょろきょろと辺りを見回しながら話し掛けてくる 。
二朗 「 ここで戦ったのォ ? その割には綺麗だけど … 」
柚 「 いや 、 戦ったのは庭や 。 中には入っとらん 」
ミミの話通り 、 広くて美しい館だった 。
内装は初めて見るが 、 成程子供がわくわくするわけだ 。
暫く待っていると 、 二階の奥からミミが姿を現した 。
何やら荷物を持っている 。
ミミは浮きながら階段を降りてくると 、 私の目の前で少し頭を下げた 。
ミミ 「 遅くなってごめんね 。 荷物纏めてたの 」
柚 「 いや 、 大丈 __ 」
二朗 「 全っ然大丈夫 ! 仕事サボれるし ! 」
返答しようとした私の言葉を遮り 、 二朗が勢い良くそう言う 。
突然現れた知らない人間に 、 ミミは困惑気味だ 。
私はすかさず二朗の頭をはたいた 。
二朗 「 いっっった !! あァもう頭蓋骨割れたわ 、 火災保険料払え 」
柚 「 燃えてへんわ阿呆 」
柚 「 すまんな 。 こいつ 、 私と同じ部署の捜査官やねん 。
変なヤツやけど 、 悪いヤツやないから 安心せぇ 」
フォローを入れると 、 ミミは安心したように肩の力を緩めた 。
ミミ 「 … それで 、 許可は得られたの ? 」
心配そうに聞くミミに 、 私はグッドマークを返した 。
柚 「 ウチのボス 、 中々変わりもんでな 。
ばっちりオッケーしてくれたわ 」
ボスから衝撃の決断を下された私たちは 、
エレベーターに乗って階下に戻っていた 。
柚 「 … なんや拍子抜けやったなあ 」
優也 「 … だね 」
二人しかいないからか 、 優也の口調が緩む 。
こっちの方が堅苦しくなくて良いのだが 。
肝心のミミは交戦した館に居るが 、 今から迎えに行く予定だ 。
優也に一緒に行くか聞くと 、 仕事が残っているので辞めておくとのことだった 。
優也 「 んじゃ 、 僕はここで 」
柚 「 お ― 、 また帰りにな 」
優也 「 うん 」
そう返答して柔らかく微笑むと 、
優也は相変わらずの良い姿勢でエレベーターを降りて行った 。
柚 「 __ さて … 」
優也が居ないなら 、 アイツを連れて行くか 。
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? 「 え 、 僕を連れて行くってェ ? 」
柚 「 なんべんも同じこと言わせんな 。 そうや言うてるやろ 」
? 「 怖いなァ 、 そんな顔しないでよォ 」
へらりと笑ったのは 、 私と二等捜査官である 「 [漢字]鴻[/漢字][ふりがな]こう[/ふりがな][漢字]上[/漢字][ふりがな]じょう[/ふりがな] [漢字]二[/漢字][ふりがな]じ[/ふりがな][漢字]朗[/漢字][ふりがな]ろう[/ふりがな] 」 ・
笑顔は柔らかいが 、 口元からは凶悪なギザ歯が覗いている 。
二朗 「 まァいいよォ 。 丁度ヒマしてたし 」
柚 「 暇や言うて 、 どうせ書類サボっとっただけやろ 」
二朗 「 せいかァい 」
私は二朗が支度を終えるのを待たずに 、 溜め息を吐いてから踵を返した 。
後ろから二朗の慌てた声が届く 。
二朗 「 あ 、 ねぇ待ってよォ ! 」
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柚 「 ミミ ― ? 居るか ? 」
開けたエントランスに呼び掛けると 、 ぐわんと声が響いた 。
二朗がきょろきょろと辺りを見回しながら話し掛けてくる 。
二朗 「 ここで戦ったのォ ? その割には綺麗だけど … 」
柚 「 いや 、 戦ったのは庭や 。 中には入っとらん 」
ミミの話通り 、 広くて美しい館だった 。
内装は初めて見るが 、 成程子供がわくわくするわけだ 。
暫く待っていると 、 二階の奥からミミが姿を現した 。
何やら荷物を持っている 。
ミミは浮きながら階段を降りてくると 、 私の目の前で少し頭を下げた 。
ミミ 「 遅くなってごめんね 。 荷物纏めてたの 」
柚 「 いや 、 大丈 __ 」
二朗 「 全っ然大丈夫 ! 仕事サボれるし ! 」
返答しようとした私の言葉を遮り 、 二朗が勢い良くそう言う 。
突然現れた知らない人間に 、 ミミは困惑気味だ 。
私はすかさず二朗の頭をはたいた 。
二朗 「 いっっった !! あァもう頭蓋骨割れたわ 、 火災保険料払え 」
柚 「 燃えてへんわ阿呆 」
柚 「 すまんな 。 こいつ 、 私と同じ部署の捜査官やねん 。
変なヤツやけど 、 悪いヤツやないから 安心せぇ 」
フォローを入れると 、 ミミは安心したように肩の力を緩めた 。
ミミ 「 … それで 、 許可は得られたの ? 」
心配そうに聞くミミに 、 私はグッドマークを返した 。
柚 「 ウチのボス 、 中々変わりもんでな 。
ばっちりオッケーしてくれたわ 」