男子高校生の日常
教室に向かう2人。
時々教科書を持ったクラスメイトにすれ違うが急いでいる2人の目にそれは映らない。
そもそも、新学期始まって早々であるためクラスメイトの顔を覚えていない2人は何も疑問に思わない。
遠目に教室が見え始めた。
「…ん?なんか教室暗い?」
「そーか?」
「電気消されてる」
段々と教室に近づいてくる。
「あー消されてんな」
「でしょ」
教室前に到着した。するとドアに鍵がかかっていた。
「え、やっぱり俺らいじめられてね…?教室の鍵開いてないんだけど」
「たしかに」
「え、化学教室に誰もいなかったから次の授業は化学の授業じゃないと思って教室に戻ってきたけどみんな移動するの遅かっただけで実は移動しないといけなかった説」
「説長」
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り始める。
「やばっ今度こそ授業遅れる…」
「あーもう潔く諦めたほうがいい説」
「うん、説あるな」
「潔すぎるでしょ」
「なんなら食堂でも行くか?」
「いや、はっちゃけすぎ」
「流石にダメかー」
2人は生徒たちが教室に入りガランと広くなった廊下を歩く。
「とりあえず化学室行っとく?」
黒髪男子は化学室のある方向を指差した。
「行っとくかー」
「めっちゃ嫌そうな顔するじゃん」
「行きたくねえ」
「まあまあ」
なだめる黒髪男子。
しばらく2人で廊下を歩いているとぞろぞろとやってくる生徒たちとすれ違った。
「ん?あれ、クラスメイトらじゃね?」
茶髪男子は何人か見知った人がいることに気がつき立ち止まった。
「えー、じゃあ結局化学室じゃないってこと?」
「そうっぽいな」
「僕たちの今までの苦労はなんだったの…」
「水の泡」
「ひど」
「二度手間」
「その通り過ぎる」
2人は教室の方に向かって歩いて行く―。
「あ〜あ、面倒くさ〜」
「まあまあ……あ、そういえば、化学の先生ってうちの担任とめっちゃ仲良いらしいよ」
「へえ〜なんか意外―」
他愛のない会話をしながら。
時々教科書を持ったクラスメイトにすれ違うが急いでいる2人の目にそれは映らない。
そもそも、新学期始まって早々であるためクラスメイトの顔を覚えていない2人は何も疑問に思わない。
遠目に教室が見え始めた。
「…ん?なんか教室暗い?」
「そーか?」
「電気消されてる」
段々と教室に近づいてくる。
「あー消されてんな」
「でしょ」
教室前に到着した。するとドアに鍵がかかっていた。
「え、やっぱり俺らいじめられてね…?教室の鍵開いてないんだけど」
「たしかに」
「え、化学教室に誰もいなかったから次の授業は化学の授業じゃないと思って教室に戻ってきたけどみんな移動するの遅かっただけで実は移動しないといけなかった説」
「説長」
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り始める。
「やばっ今度こそ授業遅れる…」
「あーもう潔く諦めたほうがいい説」
「うん、説あるな」
「潔すぎるでしょ」
「なんなら食堂でも行くか?」
「いや、はっちゃけすぎ」
「流石にダメかー」
2人は生徒たちが教室に入りガランと広くなった廊下を歩く。
「とりあえず化学室行っとく?」
黒髪男子は化学室のある方向を指差した。
「行っとくかー」
「めっちゃ嫌そうな顔するじゃん」
「行きたくねえ」
「まあまあ」
なだめる黒髪男子。
しばらく2人で廊下を歩いているとぞろぞろとやってくる生徒たちとすれ違った。
「ん?あれ、クラスメイトらじゃね?」
茶髪男子は何人か見知った人がいることに気がつき立ち止まった。
「えー、じゃあ結局化学室じゃないってこと?」
「そうっぽいな」
「僕たちの今までの苦労はなんだったの…」
「水の泡」
「ひど」
「二度手間」
「その通り過ぎる」
2人は教室の方に向かって歩いて行く―。
「あ〜あ、面倒くさ〜」
「まあまあ……あ、そういえば、化学の先生ってうちの担任とめっちゃ仲良いらしいよ」
「へえ〜なんか意外―」
他愛のない会話をしながら。