[大文字]誕生日②[/大文字]
父によると私は、次期ご当主と同い年らしい。
ｰｰｰｰｰいつかのお正月だかで本家に連れ出されたときに会ったかどうかのレベルだな。
あと、彼と私には特別な力がある。
まぁ、私の専門は呪術じゃなくて[太字][漢字]霊術[/漢字][ふりがな]れいじゅつ[/ふりがな][/太字]（マジの霊を祓う術）だが。
それでお互い懸賞金をかけられている（私とは比べ物にならないが）ということで、相互で護衛をするということも兼ねて、私が選ばれたらしい。
改めて整理してみても全然理解が追いつかないや。
それにしても[太字][漢字]五条悟[/漢字][ふりがな]ごじょうさとる[/ふりがな][/太字]様？ってどんな人なんだろうｰｰｰｰｰ


いきなり父親から「お前の婚約者が決まった」と伝えられた。
正直いつできてもおかしくなかったから驚かなかったが、唐突すぎると思う。マジで。
もう少し詳しく聞いてみると、面倒な事実が判明した。
相互護衛。
相手の女はともかく、俺には必要ないだろ。
しかも来年度から同じ中学に通うこと。
小学校もパスしてんのに。
さぁ〜〜て、めんどうだ。
「どうすっかなー」