二次創作
キミの隣に居たいから
[大文字]お昼②[/大文字]
「それでね!千歳ったらーーーーー」
そうやってふざけられるほど私はなんとかここの女子グループに馴染んでいた。
さっきの質問には丁寧にお答えした。
[水平線]
[水平線]
「ーーーーーすみません…私、あまり服に詳しくなくてーーー」
「…え、それなら言うてくれはったらよかったのに〜!」
…へ??
「すんまへん。うち、自分の好きなもん喋るときって止まらへんのです…」
すかさずそのグループの他の女子達も返す。
「えぇ、私ももう少し気を配れたらよかったわ…」
「私も…」
「そうだね…」
[大文字]放課後[/大文字]
「…はい、明日も元気にきてね!さようなら!」
『『『さようなら〜!!』』』
その言葉を合図に[漢字]同級生[/漢字][ふりがな]クラスメイト[/ふりがな]達は[漢字]離散[/漢字][ふりがな]りさん[/ふりがな]する。
言うや否や教室を駆け出ていく子。
友達のもとへ駆け寄り話ながら出ていく子。
そして私はーーーーーーーーーー
「おい、いくぞ」
悟くんに引っ張られ、せっかくさっき仲良くなった女子間の仲をぶっ壊しつつ帰っていった。
うぅ〜……やっっとの思いで友達(仮)になれたのに…
明日、どう弁論しよう…
思わずそう考えつつ結局一緒に帰路の歩道を歩く。
ちなみにうちの中学は山の中腹あたりを切り開いて建っているので登下校路は全て森林に包まれた山道を歩く。
あれ、そういえばここって今日のお昼に女子達の話題に出ていたーーーーー
私が何か思い当たった顔を悟くんは見逃さなかった。
「…やっと気づいたか。そう、ここは昔から事故が多発し、遂に死亡者まで出してしまった[漢字]道路[/漢字][ふりがな]みち[/ふりがな]…事故を引き起こす"キツネツキ"という[漢字]妖[/漢字][ふりがな]あやかし[/ふりがな]が出ると噂のことから通称[太字]お狐様の道[/太字]」
ふぅん。
なるほど、それで私を連れて来たという訳ね。
「[漢字]高専[/漢字][ふりがな]こうせん[/ふりがな]の呪術師がことごとくやられたらしく、[漢字]五条家[/漢字][ふりがな]うち[/ふりがな]にお鉢が回ってきた。それを俺が[漢字]横取り[/漢字][ふりがな]解決[/ふりがな]しよう、という訳だ」
「…いいの??」
「まぁ、いいだろ。これが初めてじゃないし」
そういう問題?
「……はぁ、どうなっても知らないからね!」
そう言いながら私は昔覚えた呪文を唱える。
[太字][明朝体]「闇より出でて闇より黒く、その[漢字]穢[/漢字][ふりがな]けが[/ふりがな]れを[漢字]禊[/漢字][ふりがな]みそ[/ふりがな]ぎ[漢字]祓[/漢字][ふりがな]はら[/ふりがな]え」[/明朝体][/太字]
空中に黒い幕が降りていく。
[漢字]帳[/漢字][ふりがな]とばり[/ふりがな]だ。
久しぶりにやったけど、上手くいったらしい。
「さぁ〜て、いっちょやってやりますか!」
悟くんのその一言を合図に私たちは帳内に入っていった。
「それでね!千歳ったらーーーーー」
そうやってふざけられるほど私はなんとかここの女子グループに馴染んでいた。
さっきの質問には丁寧にお答えした。
[水平線]
[水平線]
「ーーーーーすみません…私、あまり服に詳しくなくてーーー」
「…え、それなら言うてくれはったらよかったのに〜!」
…へ??
「すんまへん。うち、自分の好きなもん喋るときって止まらへんのです…」
すかさずそのグループの他の女子達も返す。
「えぇ、私ももう少し気を配れたらよかったわ…」
「私も…」
「そうだね…」
[大文字]放課後[/大文字]
「…はい、明日も元気にきてね!さようなら!」
『『『さようなら〜!!』』』
その言葉を合図に[漢字]同級生[/漢字][ふりがな]クラスメイト[/ふりがな]達は[漢字]離散[/漢字][ふりがな]りさん[/ふりがな]する。
言うや否や教室を駆け出ていく子。
友達のもとへ駆け寄り話ながら出ていく子。
そして私はーーーーーーーーーー
「おい、いくぞ」
悟くんに引っ張られ、せっかくさっき仲良くなった女子間の仲をぶっ壊しつつ帰っていった。
うぅ〜……やっっとの思いで友達(仮)になれたのに…
明日、どう弁論しよう…
思わずそう考えつつ結局一緒に帰路の歩道を歩く。
ちなみにうちの中学は山の中腹あたりを切り開いて建っているので登下校路は全て森林に包まれた山道を歩く。
あれ、そういえばここって今日のお昼に女子達の話題に出ていたーーーーー
私が何か思い当たった顔を悟くんは見逃さなかった。
「…やっと気づいたか。そう、ここは昔から事故が多発し、遂に死亡者まで出してしまった[漢字]道路[/漢字][ふりがな]みち[/ふりがな]…事故を引き起こす"キツネツキ"という[漢字]妖[/漢字][ふりがな]あやかし[/ふりがな]が出ると噂のことから通称[太字]お狐様の道[/太字]」
ふぅん。
なるほど、それで私を連れて来たという訳ね。
「[漢字]高専[/漢字][ふりがな]こうせん[/ふりがな]の呪術師がことごとくやられたらしく、[漢字]五条家[/漢字][ふりがな]うち[/ふりがな]にお鉢が回ってきた。それを俺が[漢字]横取り[/漢字][ふりがな]解決[/ふりがな]しよう、という訳だ」
「…いいの??」
「まぁ、いいだろ。これが初めてじゃないし」
そういう問題?
「……はぁ、どうなっても知らないからね!」
そう言いながら私は昔覚えた呪文を唱える。
[太字][明朝体]「闇より出でて闇より黒く、その[漢字]穢[/漢字][ふりがな]けが[/ふりがな]れを[漢字]禊[/漢字][ふりがな]みそ[/ふりがな]ぎ[漢字]祓[/漢字][ふりがな]はら[/ふりがな]え」[/明朝体][/太字]
空中に黒い幕が降りていく。
[漢字]帳[/漢字][ふりがな]とばり[/ふりがな]だ。
久しぶりにやったけど、上手くいったらしい。
「さぁ〜て、いっちょやってやりますか!」
悟くんのその一言を合図に私たちは帳内に入っていった。