二次創作
あるパラレルワールド
「…んぅ……ん?」
抱き抱えられていた青年が目を覚ました。
―どこだろ…ここ……
視線が何かが覆い被さっている胸元にいく。
「……え?黒井…?」
その青年が見たのはうつ伏せに覆い被さり、刃物で刺されてお腹の方から血が出ている友人の姿であった。
「おい…黒井、起きろよ」
青年がいくら揺さぶっても起きない。青年の手にベッタリとつく血。ツーンとくる鉄の匂い。段々と現実を認識し始める。
「なんでだよ…なんでお前が……能力ブラックホールなんだから刃物なんて効かないだろ…ッ」
友人を抱き寄せる腕に力が入る。それと同時に青年の体が発光する。気持ちが溢れ出てしまったかのように。
体が冷たいことに気づいていながらも話しかけ続ける青年。
「なんで……なんで、なんだよ……起きろよ…」
そうしているうちに段々と青年の目から光が失われ、友人を抱き寄せる腕の力が抜けていく。青年の頭の中ではある言葉が思い浮かばれた。
―自殺
手が無意識に動く。友人の胸元へ。
抱き抱えられていた青年が目を覚ました。
―どこだろ…ここ……
視線が何かが覆い被さっている胸元にいく。
「……え?黒井…?」
その青年が見たのはうつ伏せに覆い被さり、刃物で刺されてお腹の方から血が出ている友人の姿であった。
「おい…黒井、起きろよ」
青年がいくら揺さぶっても起きない。青年の手にベッタリとつく血。ツーンとくる鉄の匂い。段々と現実を認識し始める。
「なんでだよ…なんでお前が……能力ブラックホールなんだから刃物なんて効かないだろ…ッ」
友人を抱き寄せる腕に力が入る。それと同時に青年の体が発光する。気持ちが溢れ出てしまったかのように。
体が冷たいことに気づいていながらも話しかけ続ける青年。
「なんで……なんで、なんだよ……起きろよ…」
そうしているうちに段々と青年の目から光が失われ、友人を抱き寄せる腕の力が抜けていく。青年の頭の中ではある言葉が思い浮かばれた。
―自殺
手が無意識に動く。友人の胸元へ。