光る短冊は戦国!?
高岩天海は天乃星空小学校6年2組23番。
得意科目は国語と社会と英語。
苦手科目は算数と理科。文系の女子です。
自称『歴女』。好きな時代は戦国時代。
好きな戦国武将は、福岡県の武将、立花宗茂です。
「だーかーらーっ! 立花宗茂って誰なんだって」
「なんで知らんと? 福岡県の有名な武将ばい?
[中央寄せ](なんで知らないの? 福岡県の有名な武将だよ?)」[/中央寄せ]「お前が知っとーとは、『歴女やけん』やろ?
[中央寄せ](お前が知ってるのは、『歴女だから』だろ?)」[/中央寄せ]「戦国最強ん武将ばい?(戦国最強の武将だよ?)」
天海は、給食中、隣の席の牛野 [漢字]昴[/漢字][ふりがな]すばる[/ふりがな]と、好きな戦国武将の話をしていました。
「昴! うちゃ織田信長なんて言わしぇん!
[中央寄せ](昴! 私は織田信長なんて言わせない!)」[/中央寄せ]「信長は天下統一したったい!
[中央寄せ](信長は天下統一したぞ!)」[/中央寄せ]「九州に来とらんやなか!
[中央寄せ](九州に来ていないじゃない!)」[/中央寄せ]はあ───…
「まあ、いいや」
「うんそだね」
───七夕の夜。
「短冊に願い事ば書くばい
[中央寄せ](短冊に願い事を書くわよ)」[/中央寄せ]「了解!」
お母さんに言われて、天海は短冊に願い事を書きました。
[明朝体][太字]『立花宗茂に会えるごと(立花宗茂に会えますように)』[/太字][/明朝体]
そして、天海は短冊を笹の葉に吊るして、眠りについた。
深夜0時0分。7/8になった夜。
笹の葉の短冊が光り始めました。煌々と光るのに気がついた天海は、寝ぼけながら起き上がり───。
すると急にまぶしくなり、天海は目をつむります。
そして、天海が目を開けますと、目の前に草原が広がっています。
(ここは、近所ん公園やなかな?こげん所があった気がする!(ここは、近所の公園じゃないかな? こんな所があった気がする!))
きょろきょろしていますと、後ろから何かが歩いてくる音がして、パジャマの襟を掴まれ、ひょいと持ち上げられました。
「お前は誰や? 何者や? 女か?」
「え。え、ええ───っ!?」
その男は、なんと着物と袴を身につけていたのです!
得意科目は国語と社会と英語。
苦手科目は算数と理科。文系の女子です。
自称『歴女』。好きな時代は戦国時代。
好きな戦国武将は、福岡県の武将、立花宗茂です。
「だーかーらーっ! 立花宗茂って誰なんだって」
「なんで知らんと? 福岡県の有名な武将ばい?
[中央寄せ](なんで知らないの? 福岡県の有名な武将だよ?)」[/中央寄せ]「お前が知っとーとは、『歴女やけん』やろ?
[中央寄せ](お前が知ってるのは、『歴女だから』だろ?)」[/中央寄せ]「戦国最強ん武将ばい?(戦国最強の武将だよ?)」
天海は、給食中、隣の席の牛野 [漢字]昴[/漢字][ふりがな]すばる[/ふりがな]と、好きな戦国武将の話をしていました。
「昴! うちゃ織田信長なんて言わしぇん!
[中央寄せ](昴! 私は織田信長なんて言わせない!)」[/中央寄せ]「信長は天下統一したったい!
[中央寄せ](信長は天下統一したぞ!)」[/中央寄せ]「九州に来とらんやなか!
[中央寄せ](九州に来ていないじゃない!)」[/中央寄せ]はあ───…
「まあ、いいや」
「うんそだね」
───七夕の夜。
「短冊に願い事ば書くばい
[中央寄せ](短冊に願い事を書くわよ)」[/中央寄せ]「了解!」
お母さんに言われて、天海は短冊に願い事を書きました。
[明朝体][太字]『立花宗茂に会えるごと(立花宗茂に会えますように)』[/太字][/明朝体]
そして、天海は短冊を笹の葉に吊るして、眠りについた。
深夜0時0分。7/8になった夜。
笹の葉の短冊が光り始めました。煌々と光るのに気がついた天海は、寝ぼけながら起き上がり───。
すると急にまぶしくなり、天海は目をつむります。
そして、天海が目を開けますと、目の前に草原が広がっています。
(ここは、近所ん公園やなかな?こげん所があった気がする!(ここは、近所の公園じゃないかな? こんな所があった気がする!))
きょろきょろしていますと、後ろから何かが歩いてくる音がして、パジャマの襟を掴まれ、ひょいと持ち上げられました。
「お前は誰や? 何者や? 女か?」
「え。え、ええ───っ!?」
その男は、なんと着物と袴を身につけていたのです!